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                    1996・7・25  発行 横浜セクシュアルハラスメント裁判を支える会事務局



☆ 第5回口頭弁論報告

 5月21日、東京高裁809号法廷の傍聴席は満席。
 この日、Aさんの代理人のひとり中村れい子弁護士から、Aさんへの精神的影響を考慮するよう要請がされ、この日までのAさんと弁護団の並々ならぬ努力を想わずにはいられなかった。
 れい子さんの質問は事件当時のことに入っていった。
 Aさんの歯形が示され、Aさんは前歯の上下がかみ合わないオープンバイトと言われる歯形であり、顎をつかまれて無理矢理舌を入れられたことについて、抵抗しても加害者は舌を入れやすかったことを証明した。
 そして、事件当時のAさんの心の動きを詳しく辿るように質問がされ、抵抗していた手を「邪険に」振り払われたときから「殴られたり、叩かれたりするのではないか」という恐怖を感じたこと、ここで逃げたら退職しなければならないと思い、抵抗できなかったとAさん。
 事件後3日間会社を休んだことについては、この日までに病気で休んだことが無く、Aさんに及ぼした事件による精神的打撃を証明していった。
 さらに、この事件について本社勤めのIさんに話をしたこと。Aさんの前に勤めていたTさんが同じ目にあったと知り、Tさんに会い証言を得ることができたことを証言し、事件が実際にあったことを念を押すように証明していった。

 反対尋問の最初に立ったのは加害者本人の代理人三浦弁護士出会った。社長への手紙の中に「犯された」という言葉が書いてあったが、「強姦されたの意味か?」と聞く始末。横浜地裁でのAさんの態度が高裁での態度と違うとことさら強調していた。
 次に(株)テクネットの代理人岡田弁護士からは、事件直後に同室で弁当を食べたことについての質問がされた。Aさんの答えには揺るぎないものがあった。「通常の行動をとることしか考えつきませんでした。働き続けたかったので、部長の機嫌を悪くしないようにと思っただけです」

 最後にAさんの弁護団は、Tさんをぜひ証人として証言をさせて欲しいと粘り強く裁判長に要請したが、「本件に直接関係がない」と却下されてしまった。

 公判後、控え室に待ちかまえていた多くの支援の方々から、原告Aさんへの拍手が湧き起こった。
 さすがにAさんはとっても疲れている様子。

 Tさんの証言にこだわったのは、加害者の累犯性はもちろんだが、会社の対応がAさんの時と同様で、会社としての努力がまったく見られず、加害者の再犯を許すことになったことを追求できるのでは‥‥‥という点にある。証言は却下されたもののTさんの陳述書は提出されており、高裁はこれをどう判断するのか。Aさんの為にも、Tさんの為にも「本件には関係がない」で済ませて欲しくない!   (P)



☆ 第6回口頭弁論報告

7月2日、第6回口頭弁論が開かれた。

 東京高裁の入口では相変わらず検問チェック体制が敷かれ荷物検査をされる。もう日常的出来事になってしまっていて慣れさせられているが、慣れというものは怖いものだ。怒りを持続するということはなかなか根気のいることなのだとつくづく思う。
 このセクシュアル・ハラスメント裁判の横浜地裁判決には怒りを通り越して憤りを感じたが、控訴審の闘いはその気持ちをずっと維持しながら地裁判決を覆すことを目指してきた。地裁判決に典型的に表現された被害写像の虚構性を暴きながら、全力を尽くして事実の立証をしてきた。前回の本人の淡々とした証言は被害事実と被害者の心理の実証に迫る内容だったと思う。今回は被控訴人から2つの書面が提出された。1つは前回の被控訴人側より出されたTさんの陳述書に対する反論「Tさんが加害者Kとのトラブルで辞めたことは分かっているが、セクハラがあったかどうかは分からない」という前S社長の陳述書である。
 被控訴認側はこの反論を含めたTさん問題の追加、キャサリン・マッキノンさんの講演録(大阪と横浜における来日講演集)の3つの書証を提出した。キャサリン・マッキノンさんはアメリカでの取り組みの中で、被害者が声を上げられない状況と裁判所が被害者の声を取り上げない状況との関係を明らかにしている。
 加害者Kの証人申請については被控訴認側は申請せず、裁判所の判断を求めたが、裁判所は却下。「証言は必要とせず」との裁定だが、はたしてその心はいかに?やはり、予断は許さない。
 したがって今回で事実調べは終了。次回の最終弁論で結審することとなった。   (Q)

  次回公判  10月8日 午後1時15分より
     東京高等裁判所 809号法廷にて行われます

持続する怒りの証明のためにも、ぜひ傍聴を!




☆ 勇気ある証言をありがとう

 現在の裁判では性暴力の被害者はどれだけひどい目にあったかを何度も繰り返し言わされ、被害にあったことを落ち度として責められる。これは被害を受けた側にとっては非常に辛く、本当に「痛い」と言ってしまうほど痛い。だから被害者はなかなか訴えられない。その中で訴えることを決意したAさんはすばらしい。Aさんの勇気に感謝したい。前々回ではAさんは本当に一生懸命に証言していた。傍聴席側にもそれが伝わってきた。Aさんが言っていることがまるで自分のことのように聞こえた。真に迫っていた。鼻をグズグズさせている人がいたので、私も目に熱いものがこみ上げてきた。Aさん、勇気ある証言をありがとう。
 しかし、そもそも裁判のシステムもおかしい。不法行為の損害賠償請求をするのに、なぜ被害を受けた側に被害を受けたことを証明しなければならないのか。債務者責任の裁判は債務者に証明義務があり、被害を受けた側は被害の証明をしなくていいそうだ。不法行為もこのようになればいいではないか。イギリスやアメリカのいくつかの州では被害者がこうした証明をしなくてもいいようにシステムを変えようという動きがあるそうだ。アメリカには被害者に証明義務があるのはおかしいということをたとえ話にしたものがある。ご存じの方も多いだろうが、おもしろいのでここに訳を載せておきたい。

The Rape of Mr.Smith
 スミスという人が強盗の被害に遭い、裁判で証言している場面である。

「スミスさん、あなたは16番街の角で拳銃をつきつけられましたか。」

「はい。」

「そのときあなたは強盗と闘いましたか。」

「いいえ」

「何故闘わなかったのですか。」

「武器を持っていたからです。」

「と、いうことはあなた意識的に闘わないという決断をしたのですね。」

「はい」

「叫び声をあげたり、大声を出したりしましたか。」

「いいえ、恐怖でいっぱいでした。」

「では、以前にあなたは誰かにお金をあげたことはありますか。」

「はい、でも‥‥‥」

「その時あなたはよろこんでお金をあげましたか。」

「何を言おうとしているのですか。」

「つまりですね、スミスさん。あなたは以前に誰かにお金をあげたことがあるという事実があります。そしてあなたは博愛家で評判の人だそうですね。とすれば、強制的に金を取られようとしたとあなた自身が計画していないと言えるでしょうか。」

「そんなことは‥‥‥」

「次の質問に移ります。事件のあったのは何時ごろでしたか。」
「夜の11時ごろです。」

「いったい夜の11時に道で何をしていたのですか。」

「歩いていました。」

「歩いていた?夜遅くに道を歩くなんて危険だと思わなかったのですか。」「また、そのとき何を着ていましたか。」

「スーツだと思います。スーツです。」

「高価なスーツですか。」

「まあ、そうです。」

「つまりこういうことですか?あなたは深夜にスーツを着て道を歩いていた。つまりあなたは自分がお金を持っていて狙われやすい標的だということを宣伝していたようなものです。そうじゃないですか?あなたは自分から進んでこうなることを望んでいたことにはなりませんか。」

「そんなことよりも、加害者の前歴について話したほうがいいと思います」

「いいえ、それは彼の権利を侵害することになります。そんなことはしたくないでしょう?スミスさん。」

Women Helping Women;Rape Crisis Center,Urbana,111 inois の再版より。

 強盗に遭った被害者にこんな質問をするのはおかしいとわかる人は多いであろう。しかし、同じような質問が性暴力の被害者にぶつけられるのは日常茶飯事である。   (Tより)



☆ 宇都宮セクシュアル・ハラスメント公判レポート

 6月13日(木)、2ヶ月ぶりの宇都宮は蒸し暑かった。午後1時15分から約2時間、宇都宮地裁301号法廷で第19回公判が開かれた。
 傍聴定員32名のところ20名弱だったので、クジ引きはなし。傍聴席には、被告Sの姿もあった。Kさんは化粧っけのない顔で、疲れた様子だ。4月の18回公判では長い髪をポニーテールにまとめて清々しい雰囲気が印象的だっただけに、ちょっぴり心配になる。後でその理由を聞くと、前の晩は裁判所に提出する準備書面をつくるため、中下弁護士と徹夜したのだという。
 さてこの日は、前回から始まった原告代理人中下弁護士から支店長Kへの尋問が続行され、支店長Kに対する被告・原告双方からの尋問がすべて終わった。
 原告代理人の尋問では、職場環境配慮義務を負うKが、この事件にどういう認識でどう関わっていたかが大きなテーマだったが、Kは自分はこの事件の当事者でありませーんという認識を示した。つまり、セクシュアル・ハラスメント野放し状態の職場だったと、自ら証言したようなものだ。
 事件が起こる前、セクシュアル・ハラスメントという言葉を聞いたことはあったが、「うちの会社では起こらないと思っていた」。実際起こったにも関わらず、「今後起こるとは想定しにくい、予防策は作っていない」と証言。事件後の対応では、事件調査をきちんと行わず、すべてにおいて勝手な憶測で事をかたづけようとする無責任な態度だったことが露呈した。キス事件に関して、Kが自らの意志でやったと証言したのは、被告Sに「キスしたのか」と聞き、「Kさんに謝れ」と促しただけである。Kさんがホテルに連れ込まれそうになったり、車内で手を握られていたことについては、Kさんから聞いていたと証言したにも関わらず、「Kさんが強く言わなかったキスと似たようなこと」という理由で、事実確認すらせず、「全部謝らせたつもりだ」と開き直った。
 原告側はこの日、準備書面と支える会が集めた署名用紙(7445名)を提出した。準備書面はセクシュアル・ハラスメントの定義、精神的被害の実状、使用者責任、本件裁判の意義と裁判所の役割をまとめたものだ。支える会による署名用紙の主旨は「Kさんのセクシュアル・ハラスメント事件に対して、働く女性が人格権を侵害されることなく、安心して働ける労働環境を保障されるよう、速やかに公正な判決を求める」。   (すみれの会・ビーチ)

  次回公判  10月31日(木) 午後1時15分〜
 被告側から申請のあった同僚Hが証言台に立つ予定だ。




☆ 八王子裁判、第1回控訴審へ!

 「被告校長は50万円を払え」との判決が下された事は、朝日、毎日、読売、産経各新聞を始めテレビにも報じられたとのことで、日本の各地から「勝訴おめでとう」のお祝いの言葉を頂きました。ありがとうございます。
 その後、被告校長は控訴してきましたので、こちら原告側も敗訴した部分、2つの性的嫌がらせと担任はずしにおけるいやがらせについて控訴しました。
 第1回目は書類の交換のみだと思います。八王子から霞ヶ関に法廷が移り、遠くなった方もいらっしゃるとは思い増すが、男女不平等・人権無視の職場を少しでも改善できるための一石として、今後もご支援よろしくお願い致します。(八王子のA子さんを支援する会ニュースより抜粋)

  八王子裁判 控訴審

     日時  7月31日(水) 午前11時より
     場所  東京高等裁判所 822号法廷
          (地下鉄千代田線・丸の内線・日比谷線 霞ヶ関駅下車)




☆ 米国三菱セクシュアル・ハラスメント裁判 支援と連帯の集い

 6月25日、NOW(全米女性機構)の副議長であるローズマリー・デンプシーさんの話を聞く集いが、文京区シビックセンターで開かれた。彼女たちは、27日の株主総会で米国三菱のセクシュアル・ハラスメント問題についてアピールするために来日したもの。通訳つきの話を仕事帰りのボーっとした頭で聞き、理解できた範囲で云うと‥‥‥

 この問題の背景には、1964年に成立した公民権法(あらゆる差別の禁止をうたったもの)が、不況の中で巻き返しにあっているという事情がある。アファーマティブ・アクション(男女・人種・民族・年齢などの人口比率と同じ比率で就労させる法律)によって就労していた少数民族や女性の存在を深いに思う白人男性がおり、ここ数年暴力事件も増加しているという。
 米国三菱が問題にされたのは「日本たたき」の一環ではなく、対応の仕方に問題があったため。「会社がつぶれれば職がなくなる」という危機感をあおり、従業員4000名のうち2000名をEEOC(雇用機会均等委員会)へのデモに参加させた。デモに参加しなかった労働者には、従業員からだけでなく、町民からも脅迫があった。これは三菱が町に雇用を提供していた(企業城下町のようなもの?)という事情による。EEOCは、このやり方が他の企業に波及するのを恐れ、三菱を相手取り提訴することにした。
 この問題に対する日本のメディアの注目には感謝しているが、内容は必ずしも私達の意図どおりではない。セクシュアル・ハラスメントは1つの国の問題ではなく、全ての世界の問題。日本の皆さんも6月27日の行動に参加して欲しい。

 落ちついた話し方の、力強さを感じさせる女性。質疑によると、アメリカのセクシュアル・ハラスメント裁判でも原告に立証責任がある事情は変わらず、「よい女性はレイプなどされない」という神話もあるとか。アメリカはセクシュアル・ハラスメント問題の先進国と思っていたけれど、女性の立場も運動の困難性も共通のものがあるのだなあと感じた集会でした。 (パラソル)



☆ 三菱自工のアメリカ工場でのセクハラを許さない!

 6月27日(木)、午前9時半。地下鉄三田線の芝公園駅に下車。この付近に、アメリカ工場でセクシュアル・ハラスメントが問題となった三菱自工の株主総会会場がある。黒人女性と日系
とおぼしき男性が私と同じ方向に歩いていた。後を追いかけるようにして会場に向かうと、夥しいマスコミ陣に囲まれながらひときわ長身の白人女性と、横断幕を持つ顔見知りの女性たち。思わず小走りになって会場の入口へ。
 この日、全米75ヶ所での抗議行動が展開されており、本社のある日本でも全米女性機構(NOW)の呼びかけに応えて、「変えよう均等法ネットワーク」という団体を中心に抗議行動が取り組まれることになったのだ。長身の彼女はNOWの副会長のローズマリー・デンプシーさん出会った。黒人女性と日系らしき男性はアメリカの「虹の連合」(マイノリティーのための団体)の方々。
 前夜、会場確認のため連絡を取った時に、プラカードを用意するように言われた。アニマルマスク(豚のマスク)のぬいぐるみに♀マークがついた帽子を付け、87年の「女たちのゆっくリレー」のトレーナーに言いたいことを書いて参加することにした。
 株主総会は10時に始まり、30分後には終わっていた。開会の挨拶のときにアメリカでのセクシュアル・ハラスメントについて若干述べられたとのことで、その内容は「現在、係争中(?)につきコメント出来ない」ということであった。
 ともかく、開会前後のチラシは受け取りが良かったように思えた。チラシは「三菱自工は、米国三菱セクハラ事件の責任をとれ!6・27全米75ヶ所での抗議行動に連帯する」と題し、「@誠意を持って、早期に解決せよ A中間管理職以上に、女性やマイノリティーを登用せよ B三菱のディーラーに、女性やマイノリティー経営の企業を増やせ C日本の均等法を改正・強化して、セクシュアル・ハラスメント帽子条項を入れよ」と要求した内容。NOWの副会長の周囲に集まっていたマスコミ陣の中ではCNNやTV朝日などが積極的に取材していた。天気もグー。久々のインターナショナルな行動に参加できて嬉しかった。   (P)



☆ セクシュアル・ハラスメントに88万円の支払い命令(大阪地裁)

 4月26日、大阪地裁で上司のセクシュアル・ハラスメントに対し損害賠償を求めていた裁判があり、被告及び会社に対し88万円の支払いが命じられた。

 原告のA子さんは1994年5月に被告会社に就職。セクシュアル・ハラスメントは、採用後3ヶ月ある研修期間に行われた。被告はA子さんの勤める会社の会長(もと社長)で、仕事で運転をしていたA子さんの車を止めて乗り込み、デートに誘ったり、太股をさすったりした。A子さんは正社員として採用された後、知人と一緒に被告と面会し謝罪を求めたが、彼が応じなかったため提訴した。
 判決では、原告の主張に近い事実認定が行われ、「認定を覆すに足る証拠はない」との判断がなされた。また、セクシュアル・ハラスメントの違法性について、「すべての相手方の意志に反する性的言動が不法行為か否かの判断基準は、行為の態様よりも被害者のおかれた状況や人格を侵害されたと受けとめる程度による」と考え方を示した。そのうえで、「原告が母子家庭であったため、その会社で働く必要があり、被告の行為に不快感を覚えつつも耐えざるを得なかった。被告は原告を侮って行為を行ったものであり、原告の受けた精神的苦痛は甚大である」と判決理由を述べている。
 提訴は昨年に行われており、判決は本年4月。短期間の内に比較的被害者の立場を理解した判決が出たのではないかと、判決文を読んで感じました。まだまだ情勢は厳しいけれど、セクシュアル・ハラスメント裁判をめぐる情勢は流動的になってきたのかな、と思うのは甘いだろうか。
 気持ちを少し明るくさせてもらえた判決ではありました。   (パラソル)



☆ 信平さんを支える会に賛同します

 元創価学会の会員である信平さんは、創価学会会長(現在は名誉会長)池田大作により、1973年以来合計3回に渡って強かんされました。この度長い間の沈黙を破って裁判に訴える決心をされ、9月24日から公判が始まります。勇気を持って立ち上がった強かんのサバイバー(生き残った人)である信平さんを孤立させないよう、私達「横浜セクシュアル・ハラスメント裁判を支える会」は信平さんを支える会の賛同団体になることにしました。
 6月29日、「信平信子さんのお話を聞く会」が開かれ、彼女は「私は信仰を失った訳ではなく、池田大作個人に対し謝罪を要求しているのであって、創価学会を相手にしているのではありません。」ときっぱり。彼女に対するイヤガラセは日常的で、昼夜を分かたぬイヤガラセ電話は勿論、買い物もままならないほど。すでに創価学会に批判的な輩がこのことを利用した動きがある。
 50余年を経てやっと事実を告発することができた元従軍慰安婦さん達に想いを馳せながら、彼女のこれまでが語られて、熱い思いに駆られた。学会がどう動こうが動じない彼女の訴える真実こそ、裁判所は採用せねばならないと思う。



☆ 横浜のAさんへのラブレター

 本人尋問でのあなたはまるで私のような気がした。それほどアノトキの気持ちを代弁していた。よくぞ言ってくれたと思うほど的確な表現だった。
 当事者にしかわからない事は多いと思うけど、私はヤッパリ「(当事者だけでなく)女にはよくわかる」と思う。だって、多少なりとも女をやってたら、一方的に性的対象にされたことは1度や2度ではない経験は女なら誰にでもあるからね。(痴漢にあったりなんかネ)
 アノトキの気持ちったらないもんね。言い尽くせないモヤモヤっとしたところが私にはあったんだ。それがあんなに率直に言えたなんて!なんてすごいんだろう!
 弁護団のアプローチも愛情深くて、鋭くて、ただただ感激しちゃったよ。

 疲れちゃったって?そうだろうね。ゆっくり休んでまたAさんコーナーで元気になったって教えて欲しい。
 私のつたない経験から云えば、元気の素は女たちの中に必ずあるよ。疲れる素も多少あるけど、元気の素は女たちの中にしかないと思う。とりわけセクシュアル・ハラスメントについていえばね。どんな女もサバイバーといえるんだと思うから。自覚の有無を問わず、男社会の中で生き続けるということはそういうことではないのかな?
 だから女たちの関係を、私は私なりに大切にしたいと思ってる。それには相手に対する想像力もいる。言い換えれば思いやりって−いうやつかも。
 考えてみれば、私も多くの女たちから元気をもらって生きてきたもの。Aさんもその中のひとりなんだ。もらってばかりで申し訳ないので、一文寄せることにした。   (M)




《 編集後記 》

 最近のホットニュースは、NOWのローズマリー・デンプシーさんの来日。三菱自工のセクハラ問題を訴えにやってきた。この迫力を学んで日本の女もがんばらねば‥‥‥。(Q)

 社会的な"活動"というのは、地道なものなんだけどな、と近頃職場の上司に反発を感じて、きわめて精神状態の悪いとんがらしです。そういえば、クラブAも地道だなあ!?(とんがらし)

 去年あたりから更年期障害らしく、身体が熱かったり寒かったり、気分が落ち込んだり元気になったりとても忙しい。仕事もだんだん忙しくなり、裁判も関わりがどんどん増え、どうなるんだろう‥‥‥でも、どうにかなるんだろうなと思いつつ、たまった新聞と洗濯物と格闘中です。(パラソル)

 O−157とアトランタでTV番組は占領され、気分はローテンション。来年春には消費税5%がやってくるし、まったく、まったく生きづらい。地震のあとに食中毒と、まったく、この世はジゴクじゃろうか。母が退院したのが、せめてもの救いじゃ。たのしくやらねば。(P)

 ストレスがたまったり仕事がたてこむと、じんましんが出てきます。なんてわかりやすい体なんだろう!!できるだけ好きなことだけやって、出ないように過ごしたいものです。(こぐま)




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