魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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いわゆる「林道」を丸山林道で初体験!




【2003年9月23日】
相模湖I.C~甲府南I.C~R358~R140(笛吹ライン)~道の駅とよとみ~3号・甲府市川大門線~4号・市川大門鰍沢線~9号・市川大門下部身延線~R52(身延みち)~県道410号~県道37号・南アルプス公園線~奈良田~丸山林道~県道413号~4号・市川大門鰍沢線~R140(笛吹ライン)~R358~甲府南I.C~上野原I.C~自宅
 
 白鳳渓谷、夜叉神峠なるものが、気になり、地図で見ると中富町から南アルプス公園線で広河原まで上がれば行けそうなことを発見し、出発。しかし、公園線には時間帯通行規制があり、結局広河原までは行けませんでした。しかし、来た道を戻るのはなんなので、奈良田から「丸山林道」を通って増穂へ抜けることにしました。
 コレが恐怖の林道初体験となったのでした。(kiri

 「白鳳渓谷」なんて、キレイな名前じゃん♪などと思って気楽に出かけた都会人。
 「通行規制」なんて台風のときとかに海沿いで出たりするもんなんじゃないの???というおバカな認識。
 「地図に道出てるから行けるんじゃない!?」このとっても甘い考えで悪夢の林道走行は開始された…。(30)
 

          

行きの中央道、笹子トンネル内で6000kmを突破。
納車からおよそ半年なので、「イイペース」って感じですかね。(トンネル内なんでちょっとピンぼけ)

 甲府南I.Cで降りて近くの「道の駅とよとみ」にイン。道の駅好きの30はさっそく名産品などを物色。
 中はお客さんだらけで大繁盛でしたが、ほとんどの人は地場野菜コーナーに群がっていました。
なんかみんな地元の人たちみたい。そういえばPに入ってくる車も某ミ○キャブとか多いし…(笑)
 地場産業の展示、ドライバー休憩コーナーもアリ。もちろん特産の水晶工芸品も売られています。
モダンなベーカリーの他に軽食コーナーもありました。

 あとでわかったことですが、ここに立ち寄ってのんびりとしてしまったため、
南アルプス公園線の時間帯通行規制に間に合わず、広河原まで行けなくなったのでした。




六郷町内でこんなMHを発見。上から、
「特定環境保全 (町章) 公共下水道事業 (天丸印章) 六郷町」
と書いてあるようです。
この不思議な文字は、印章に使われる字体「印篆(いんてん)」のようです。
そうです、六郷町は“日本一のはんこの町”なのです。
「六郷町」の字の上にあるのは「天丸」という種類の印鑑です。
よく会社の代表者印などに使われるものです。
天丸の首のところにポチッとあるのは、
上下をわかりやすくするための「丹(たん)」というものです。
普通の円柱形の印鑑では、平たく削ってあったり、
長方形のシルバーの丹がついていたりしますが、
何もないものもあります。それはなぜかというと、
大事な印鑑を「簡単に、すぐに捺さないように考える間を置くため…」
ともいわれているそうです。



中富町では、和紙を漉いているおばあさんの図柄のMHを見つけました。
「なかとみ 和紙の里」という施設もあるようです。
アジサイがやさしい雰囲気です。
よく見ると、おばあさんを囲んでいる四角も、
アジサイの形ではありませんか。さすがです。













          

 県道410号の「早川橋」を渡って、37号・南アルプス公園線に入っていきます。すると途中にこんな看板が!
 よく見ると、何と目指す広河原へは、その手前の奈良田から時間帯規制が敷かれているではないですか!
 …この時点で11:46、う~ん、間に合わないかな?
 ここまで来て帰るのもなんだし…と思って地図を眺めていると、奈良田から市川大門の方へ降りる「道」があるじゃないですか。
それなら、行けるところまで行って、そこから降りればいいと考えてそのままGO♪


          

公園線は予想通りの道でした。渓谷の崖下を縫うように走ります。
眼下の渓流に見える緑色をした巨石が珍しく、
壁のように迫る山肌も紅葉時の美しさがしのばれるような木々で覆われています。
民家や畑地も少なく、山深さが際立ちます。
道路自体は完全舗装のいい道なのですが、なんといっても蛇行が激しくて走行速度が速いので、
ぼんやり景色を眺めていようものならクラクションを鳴らされそうです。
一緒に走っていた車はみんな奈良田手前の「西山温泉」が目的地だったようで、
奈良田まで来ている車はほとんどいませんでした。

奈良田に到着、やっぱり間に合わず、詰め所のオジサンに止められちゃいました。
おじさんは“関所”に1人で詰めていて、やってくる車1台1台に通行止めの案内が印刷された紙を渡し、
「次は6時半から入れます」
と説明しています。当然それまで待っていられるわけもなく、
市川大門方面への道(分岐は関所の2、30m先)が通れるかどうか聞くと、
「デコボコで相当すごいですよ」
とのこと。でも規制はないということで、
「(車を見て)4駆ですから大丈夫でしょう」
と言ってくれたのでした。とりあえず、持参したおにぎりでお昼にします。
なんとも青い空です。周囲には「緑と青」しかありません。山と空です。
上空を舞う風と、木々のそよぐ音しかしません。

その後作戦会議の上、「丸山林道」を通って帰ることに決定しました。
このときは簡単に「今来た道を戻るより、こっちの方が抜けられそうだね」と軽く考えていました。
(ホントに軽かった…!!)

豪勢に7枚並んだ看板をよく見ると「開運隧道」の文字が!ここを通ると運でも開けるんですかね?


          

丸山林道に突入です。
写真は、ものすごいヘアピンの坂に目ん玉飛び出しそうに驚いていたら突然開けた、
鉄塔の足元のあたりから見えた、遠くの山々の景色です。
この先のカーブを曲がりながら登ったら、もうさっきの鉄塔の頭を見下ろしていました。なんちゅう登りだ!?
そう、走りはじめの“比較的”低かった林の中で、車の前をリスが横切りました。
普通ならのどかな場面ですが、今思えばあのほの暗い林の中を走り去ったリスは、
すさまじい林道走破の幕を開けに出てきたのかもしれません…。
このあたり、道があまりにスゴ過ぎたおかげで、写真なんてものは残っていません。(笑)
あ~、やっと前が開けたよ~~…と、一息ついたあたりの眺めです。


          
(クリックすると大きな写真に♪)
このへん、どうも他の山々を見下ろしているような気がしませんか?
それもそのはず。丸山林道の通っている「丸山」は、標高が1910m
地図の等高線を見ると、林道は、実に1700mを越えているではないですか!!

          

ちょっと眺めがいいなぁ…なんて思っていると、道の片側はまさに千尋の谷だったりなんかします。(怖!!)
いったいどこまで落ちていくんだろう…。(覗かないように)

やっと下ってきたかなと思ったところでダンプに遭遇!!(砂利トラ)しかも2台…。
 道を歩いていてうしろから肩を叩かれ、振り向いたらキングコングがいた…としてもこれほど驚くでしょうか。
なんでこんなところにダンプ???どこから来たのダンプ???
どこへ行くの
ダンプ???まさかあの極悪舗装ヘアピンを降りるのダンプ???
路肩崩れちゃうよ
ダンプ!!!その前に、道幅からはみ出てるよダンプ!!!
この直後、おじさんの運転するワゴンRワイドを抜いたのですが、完全に「戦意消失」といった表情でした…。
(今からなら遅くはない!悪いことは言わないから引き返せ!!)


          

奈良田で聞いたのは「規制はない」ということだったけれど、いたるところ法面路面崩壊落石落木土砂流出
その修復工事が現在進行形でその日も作業中。
断崖の崩れ去ったところが赤い棒で囲ってあるだけだったり、
落ちてきて道路の上で砕け散った倒木の破片(丸太状)がそのままだったり、
枯れ沢から流れ出した土砂が路面を半分覆っていたりするのは当たり前。
それ以前にまず行程の半分近くが未舗装なわけで…。


          

法面に張った落石止めのネットを生コンで固めている現場の下を通ったときに、車の屋根に
「ポタッ!」
何かが落ちた音がコワかったです。(翌日洗車)
舗装してあるところもすごく古くて、軽自動車のタイヤならハマること間違いナシの大穴がボコボコ。
ガードレールが飴のように曲がっているところは事故なんかじゃなくて、
振り仰ぐと頭上で次の落石がお待ちかね状態。
一瞬たりとも立ち止まっていたくない状況。
どこまでが路肩かわからないような泥道では、ショベルが道の真ん中に鎮座していました。




 伐採作業現場では、切り落とされて道路を塞いだ木の撤去待ち。(作業員の方々、急がせてすみませんでした)
 それほどすごい道でありながら、結局ダンプと3台すれ違いました。
3台目とは、1車線幅の場所で遭遇!100mくらいバックしてようやくすれ違いました。そのときの運チャンいわく、
 「生コン車も来るかも」
 …先を急いだのは言うまでもありません。(笑)


          
(クリックすると大きな写真に♪)
あっ!、あれは!!
ダンプじゃありません、富士山です。
あとで調べたら1500m以上の高所だったらしいあたりです。
秋の景色です。
あー、なんてきれいな富士山…。
生きた心地もしなかった林道を走破したあとの、やさしい富士山の姿には、涙がにじみました。( ← うそ!?)


          

富士山をバックに記念撮影です。
やっと“下界”へ降り来たって、見慣れたホームセンターの看板を見つけ、Pに落ち着いたときには
「は~、命拾いをした~~~…」
とでもいうようなカンジでした。(笑)




街中まで降りてきました。振り返ってみると
「あんなところから降りてきたの?」
と思うような山です


          

おや、なんだかお酒の看板が!?
「初林道完走!」の勢いで、買っちゃいました、“限定品”の「ひやおろし」
うちが買ったのは生産数1586本のうちの629本目でした。
それから、ワインの一升瓶」があってビックリ!土地柄ですね。

お店の前でまたまたMH発見。増穂(ますほ)の歴史的建築物なのかしら?


 そのあとも中央道の渋滞で上野原I.Cからうちまで藤野の山越えで、走行距離300kmに満たなかったわりにはドッと疲れた1日でした。
 あとで調べたら、ちかくに「まほらの湯」という町営温泉施設があるじゃないですか!寄ってくればヨカッタ…(泣)

 お疲れさまのタフ・ギアX-TRAILは、まるでスキーから帰ってきたかのような泥んこぶり。タイヤハウスの中には、南アルプスの木の葉と山砂(あまりありがたくない…)がたまっていました。

もう一度行くかといわれたら…ちょっとイヤかな。(笑…このときはそう思っていた…!!)

 軽い気持ちで入った丸山林道、その後インターネットで調べてみたら結構大変な林道であることが判明、「初体験」でよく無事に降りてきたと後からもビビってました。これをキッカケに我が家は「林道」の世界へ・・・


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