![]() |
魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。 Copyright © 30 All Rights Reserved. ![]() |
【2003年10月31日】 一宮御坂I.C~御坂町ふるさと公園(アヒルプレイ)~鳥坂トンネル~蕪入沢上芦川林道~日向坂峠(どんべえ峠)~R137・御坂みち~県道708号・河口湖御坂線~御坂トンネル~西川新倉林道~河口湖I.C |
我が家にはもう1台、最低地上高0.195mの4WD、「HONDA Z」があったのです。 これは、30独身時代からの持ち込み車両「スズキ・セルボ」が、ATのくせに信号待ちでエンストするまでに老朽化してしまったため、買い換えたもの。ペーパー卒業当時から、30が乗りたくてたまらなかった車です。 「荷物がたくさん載せられて、うしろのドアをガバッと開けたところに座って、足ブラブラさせながらおにぎりを食べる」 というのが30の夢で、Zはその夢を叶えてくれた初めての車となりました。 そのZですが、ファースト・カーだったプリメーラ・カミノをX-TRAILに買い換え、30も、その“3ナンバー車の運転”に慣れたため、お役御免と相成りました。 Zで初めての林道走行は、Zとのサヨナラドライブとなったのです。 |
(クリックすると大きな写真に♪)
いきなり、アヒルです。
今となっては確かなことは思い出せないのですが、
前日の晩、kiriが「アヒル」と“何か”で検索したらばこの公園が出てきたのでした。
たぶん30が、“アヒル飼いたいの発作”を起こしたのだと思います。
それで、食パン一斤買って行ったんですねぇ…。
アッ、いるいる♪さっそく上がってきた。
目ざといなぁ!や、食うわ食うわ!!
わひゃぁ~~~♪♪♪
どれ、オレもやってみようかな。来た来た…
ホ~レホレ!
あげな~い♪(悪魔の笑い)
あんまりイジワルをしていると…ケツPUSHされます。
(クリックすると大きな写真に♪)
さて、小一時間遊んだあと、鳥坂峠に向かいます。
なだらかな果樹園の中を緩やかにうねる道が続き、どこから登って行ってよいのやら迷いました。
山の上に素晴らしい紅葉が見えてきました!
なんて小さい“HONDA Z・30号”(笑)
あまりに小さいので文字を大きくできませんでした。(だって、余計小さく見えちゃうんだもん・笑!)
甲府の町並みは、残念ながら霞んでいました。
「鳥坂トンネル」を抜けました。峠道など、ものともしないZの走り。
ちょっとエラそうな顔をしています。
(クリックすると大きな写真に♪)
これから「上芦川」の集落を抜け、地図の上のほう、「蕪入沢上芦川林道」へと向かいます。
なんとなく「プードル」!?
こっ、これは…???「すずらん」ですね。
こちらのほうが、より本物らしいかも。あたりの景観に溶け込むさりげなさがいいです。
まさに、ひっそりと咲くすずらんそのものです。
すずらんの群れ咲く山を流れてきた「芦川」です。
こんなところにも「すずらん」です。まわりは芦川の清流のように思われます。
(クリックすると大きな写真に♪)
秋も深まってきた山間の道です。木立を抜ければ、まだ明るい昼下がりです。
やっぱりちっちゃいZです。(笑)
「日向坂峠」(どんべえ峠)に到着です。標高は1500~1600mぐらいかと思われます。
木の感じが気の利いたガードレールです。
こんなプレートを見つけました。はて、どこに取り付けられていたんだっけ???
このあたりの空はとてもまぶしかったです。
見上げる空までもが染まるような紅葉の回廊です。
落ち葉をかさこそと踏みしめるZです。
(クリックすると大きな写真に♪)
スッと陽が翳ると華やかな空気は冷え、幽玄の静寂が漂います。
唐沢川を渡ったところで、野鳥たちの声に足を止められてしまいました。
エンジンを切ると、密度の濃い静けさに身がすくむ思いです。
自分たちがこの場所にとって“異物”であることを再認識します。
全山紅葉です。グラデーションがきれいです。
向こうの山まで、飛び火したように赤いです。
林道を下りきりました。道なりにR137に出ます。
しばらくそのまま走り、分岐をわざわざ“旧道”に入って「御坂トンネル」を潜りに行きます。
御坂トンネルを通過しました。真っ暗でコワかったです!
昭和5年に着工したこの隧道は、文化財の指定も受けているそうです。
紅葉は、こちら側ではもう終わりかけ(?)です。山もだいぶ白っぽくなってしまっています。
ここは「河口湖」のビューポイントでもあり、太宰治の「富士には月見草がよく似合う」でも有名です。
たくさんの人や車で賑わっています。
こちらが天下茶屋。「御坂峠」への遊歩道のようなものもありました。
時刻も2時半を回り、もくもくとわいてきた雲も気になり始めました。
そういえば、まだお昼ごはん食べてないじゃん!!
峠を下り始めてすぐ左側に分かれる「西川新倉林道」の案内を見つけて、展開場所を探します。
しばらく走って「白滝林道」への右分岐を過ぎたあたりだったでしょうか。まず、お湯を沸かします。
今日のお弁当はこちら!!
ごはんとおかずを別に詰める手間を省いて「釜めし風」にしてみました♪
(クリックすると大きな写真に♪)
やわらかい日が真横から差してきます。
この、コロンとした愛らしい形がなんとも好きでした。
ホントに小さな車です。
歳をとって田舎に暮らしたなら、これで用は足りるのではないかと思いました。
何といっても林道にピッタリのこのサイズ!この足回り!
なぜ今まで一度もコイツで走りに来なかったのだろうかと後悔しました。
Zでダートを走りに行くなんて、X-TRAIL・洋子号が来てからは考えもしなかったからです。
こんなところにも小さな秋がいました。
(クリックすると大きな写真に♪)
右手には河口湖が光っています。真夏に走ればさぞ爽快な道なのでは、と思いました。
前方に信号機のような木たちが現れました。
河口湖I.C目指して降りてきた場所は、富士吉田市でした。
実は、河口湖I.Cは河口湖町にはないのです。
ギリギリ富士吉田市なので、これは「ふじよしマン」です。
よく見れば右下のフジザクラの枝の間に、小さな富士吉田市章が!(笑)
MHに描かれる富士山は劇画調っぽいものが多いのですが、
これは笑っちゃうほどシンプルに図案化されていて逆に目立ちます。
アカゲラもそれとわかりやすく仕草もキュート。
まだできたばかりと思われますが、なかなかの逸品です♪
(鳥モノには甘い30・笑!)
長く伸びるZの影です。
ドーモ君みたいです。
耳が生き物っぽいです。
もしかして「イエティ」?
HONDA Z。セルボから乗り換えたときはターボのパワーに驚き、プリメーラを差し置いて伊豆・下田まで何往復もしてしまい、友人たちに笑われました。 何といってもその使い勝手の良さには目からウロコが落ちる思いでした。ダンボールでもBBQコンロでも浮輪でも植木でも園芸用土でも何でもかんでも、いくらでも積める!! …都会から相模原に越してきてアウトドアレジャーに目覚め始めた我が家にとって、荷物の積み下ろしが楽で、汚してもお掃除簡単・手入れも楽チンで気軽に乗れるこの車は、価値観まで変えてしまったようでした。 もう、セダンタイプの車には戻らないと思います。 昔は4WDの車には乗らないだろうと思っていましたが、ZからX-TRAILと乗っていくうちに、いろいろな山道の走破性に目を見張るものがあることがわかりました。また、アイポイントが高いため車両間隔もつかみやすいです。そんなありがたみを教えてくれたHONDA Zに感謝です。(by kiri) アヒルプレイは大変に楽しかったです!(笑) “鳥フルエンザ”(「鳥インフルエンザ」って、言いにくくありません?)が流行りだしてからやたらと迫害されるようになった鳥たちですが、ちゃんと気をつければ怖くはない病気のはずです。 筑波の「洞峰公園」でもかなりの数のアヒルたちとふれあえます♪ 最後になりましたが、「蕪入沢上芦川林道」は全線舗装されたばかりのようで、大変に走りやすい道でした。沿道の山容がとても美しかったです。 「すずらん群生地」から先の登りが古い舗装でちょっとガレっぽく、草木も相当生い茂っていたので、そのあたりだけ少しビビリながら走りました。 |