魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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薩た峠・桜エビを求めて




【2004年05月29日】
東名・厚木I.C~清水I.C~R1~R52・八木間交差点~薩た峠~由比漁協直売所~R1~清水I.C~富士I.C~R1~清水I.C~厚木I.C

 朝のNHKニュース → おはよう中継で由比の「桜エビ」 → あ~、桜エビ。しかも…食べたい!! → GO!




 由比といえば「薩た峠」でしょう。 旅行ガイドや雑誌の扉に幾度となく使われてきた
 
“あの富士山”
 …西から東名で帰ってくるとき、トンネルを抜けた眼前に真っ青な海が広がって正面に
 “霊峰富士ッ!!”
 
…がそびえているという、まるで銭湯の壁の絵のような景色が拝めるところがありますが、そのトンネルの真上です。
 これは大井松田あたりの富士です。今日はうっすらと雲が出ています。夏場はなかなかクッキリとは見られません。




もう少し近づくと解け残った雪がはっきり見えてきます。
東名を下りながらいちばん富士山が大きく見える場所は、足柄S.A少し手前の75.2kmポスト付近。
峠道っぽい細かいワインディングが続く小山バス停あたりでしょうか。
でも、きれいなのは、山北の第一生命本社ビルと並ぶ富士のほうだと、ワタシは秘かに思っています。(笑)


     

おや、あの白いものはなに?まあ!天然記念物だわ♪


     

さて、「由比P.A」に到着です。すぐ横が海で、なんだか西湘バイパスにも似ています。
このあたりは台風やちょっとした高波ですぐ速度規制がかかったり通行止めになってしまいます。
それだけ極端に海に近いのは、とにかく土地がないところに、なんとか道路を造ったからでしょう。
山裾までの僅かな平地に押し合いへし合い立ち並ぶ家々国道1号線、それに東海道本線、おまけに東名高速と、
なんだか訪れるたびに不思議な感動がジワリとわきます。




「薩た峠」への看板です。見てのとおり、変換不可能な字です。
ここまでは蓑上さんのHP「峠と旅」に詳しい案内が載っていたので参考にしてやって来ました。
国道52号で、東名高速の下をくぐったあと右折する、比較的大きな交差点の名は「八木間」と言いました。
右折するとすぐ先に「新浦安橋」がありますが、これは車1台分しか幅がありません。
蓑上さんは「その先で迷った」ようですが、私たちも迷いました。(笑)
車を停めて辺りを歩いて見つけたのがこの新しそうな看板です。
でも結局、橋を渡ったら東名の脇を走る道をそのまままっすぐ入っていけばいいということが、あとでわかりました。


     

ほんとに東名のすぐ横です。(笑)
畑と、木や雑草の生い茂った間の細い道を行きます。なんともいえない“予感”がします。
と、前方の草むらの中に「薩た峠」の文字が!
さらに近寄ってみます
左が「由比町」右が「ごぼう坂」で遊歩道とな…???ということは、車両は左へ行くしかないわけですね。
 …それがまたすんごい道!!(笑)。
いきなり車幅ギリギリの小さな橋があると思ったら木立の中の薄暗極狭路!
すれ違い絶対不可

ハッキリ言って、紛れもない林道です。サンバーとかキャリーとかじゃないと通れない!!しかもこの仰角




登りつめた先…。
「フロントガラスの正面は空である」
というのは本当でした。…写真は、空から海へダイブしたあとに、振り返って撮ったものです。
 
 
 


もう数m降りて撮ると、こうです。いちばんコワかったのは、
写真右上の坂を下りつつ、左奥のPへと右折するときです




直進するのも怖いくらいな急坂を右折ですよ、
しかも直角以下




曲がり始めるとこんなふうに見えます
もう、海へまっさかさま!!って感じ




向かう先のPも断崖絶壁の上みたいな…
10台ぐらいしか停まれなさそうだし




振り返ればこの傾斜です。まっすぐ立てないんです!




「分度器」あててみたくなりませんか?




 無事Pにおさまって、よくあそこから出てきたもんだと思いました。下から来ればよかった…。
 別に、全線完全舗装路だったし、昨年来の林道通いでたいていの道には驚かなくなっていた私ですが…
 この峠は恐ろしかった…。
 このときのショックがあとで効いてくることになるとは思いもしませんでした…。


 さて、Pにはトイレと無人野菜販売台、それに山之神遺跡の碑などがありました。遊歩道をたどってきたらしいハイカーなどがベンチで休んでいます。
 しかし、眼下の真っ青な海と広い空に、絶景が拝めるかもという期待が高まります。
 さっそく遊歩道へ行ってみましょう♪

 足元というか傍らの、すでに“斜面”(笑・平地なんてナイ)には、日差しをたっぷりと浴びた色の花々が咲いています。

 アラ、あれは東名

 それも2本に分かれたわ??

 もしかしたらココあのポイントかしら???





 そうです!薩たトンネルの真上です。
R1と東名の間には「スマル亭」2号店も見えます!


 イヤ~、ついに来ました
 親戚の車に乗せられて初めて東名を走ってから三十〇年ついにこの場所へやってきました。いつもいつも下から眺めていたこの薩た山へとうとう…。(30談)
 なんだかもう、どこでカメラを構えていいんだかわかりません!(笑)

 この日は残念ながら富士山は霞んでいましたが、群青の大海原、それに国道と東名の立体交差、空いっぱいに満ち満ちたまぶしい太陽の光
 何枚でも写真を撮りたくなる美しさです。

 さあ、感動の風景を満喫したら、次は感動の桜エビとのご対面といかなければ♪
 そしてまたこんな坂を下りるわけです…。

 途中に薩た峠の道標があるのですが、ガードレールも無く、ただ海に向かって切り落としたようになっている場所なので、高所恐怖症の人は近づかないほうが無難でしょう。(笑)
 そばに由比町教育委員会の立てた「薩た山合戦場」の解説版がありました。この町に関係があるのは由比正雪だけじゃなかったんですね。

 沿道の無人販売所にはビワがたくさん。このあたりはミカンが有名ですが、ビワもよく作られています。

 
 とにかく、山肌を這うようにしてやっとつけられたというような果樹園の中の細道で、こんなデカイ(普通車なのですが)車で通るのは申しわけないような道です。すれ違うならアクティとかハイゼットとかでなきゃ無理!!(笑)

 ここがいちばんの難所のようです…。(さっきの峠道に比べれば…???)

 由比の町内へ降りてきても狭いものは狭いです。
 左右の路地は、山側なら見上げてしまうし、海側なら見下ろしてしまいます。しかも、メインストリート以外は車の進入は難しそうです。きっと大きな車は売れないでしょう。
この橋の側面にはこんなものが見られました。なんともユーモラスです。


      

電柱にも。足元にも。


     
 
 由比という細長い町はこの形状のおかげで歴史の面影が保たれてきたのでしょうか。
あちらこちらに、他ではあまり目にしないような古いものを見かけます。
 建物と建物のすき間のほんの僅かな空間を利用しているところにも感心させられます。
 (ここにも教育委員会の解説版がありました)


     

 家々の軒は長屋の連なりのようにも見えるし、玄関も引き戸が開け放されて、
奥でお年寄りが赤ん坊を世話しているところが丸見えです。
 窓にはすだれが下がり、土間から猫がおりてきます。
 軒先で天日に干されている桜エビが港町の匂いをさせています。
 史跡や神社なども多くありそうで、そういえばなにやらガイドマップを片手に、
数人のグループで訪ね歩いているふうな人たちもいます。





やっと町を抜けきり、JR由比駅前を通って漁協の直売所に向かいます。事前にバッチリHPを調べてきました。
そして、念願の生桜エビをGET!!
「生桜エビ」。念願の桜エビ。このために、あの激細激急峠道を越えてきたのですっ!!
今までの
努力無駄ではなかったッ!!(感涙)
急いで積んできたクーラーボックスの保冷材の中に埋め込みます♪お徳用の袋入り「じゃこ」も買いました。




それから落ち着いてあたりを見回すと、ありました。「桜エビモニュメント」
コレを見ずに桜エビは語れない!?(笑)

さて、買い物すんでR1を清水I.Cへ戻ります。なぜって、由比P.Aで桜エビを食べるためです。
今まで数え切れないほど東名を行き来しましたが、いつも富士川まで行ってしまって、
由比Pにはほとんど寄ったことがなかったのです。
それで今日はぜひ、由比漁港のお膝元で桜エビのかき揚げうどんを食ってやろうじゃあないか!と企んできたのです。
 1国を走りながら見上げる山道もまた楽しいものです。東名とは違った風景。あんなところを…と、今さらながらに驚きます。


 さくさく走って清水から由比目指してレッツ・ゴー!左手に新浦安橋と峠への道を見送り、トンネルを抜けると…なんとさっきは見えなかった富士がうっすらと浮かんでいるではないですか!。あわててカメラを取り出したkiri

 「あれ?富士山どこ?」

 30「ホラ、真ん中…」

 「あっ!!」

 左手で指さしたとき、由比P.Aへの進入路、ゼブラゾーンが後方に過ぎ去って行くのが見えました。なんと、P.Aを通り過ぎてしまったのです!!

 …富士川S.Aを越え、富士I.Cで降り、Uターン路を通ってキリと運転交代です。きっと、峠越えの疲れのせいでしょう…?
運転してないと景色が見放題で、これもまた楽しいですっ!清水I.CでUターンしてまた新浦安橋を見て、今度は無事、由比P.Aにイン!です。トンネル出てからP.Aまで、異常に近いです。富士山に見とれて通過しちゃった人は他にも絶対いるはずです!!(そういう人はフツー、富士川に寄ってる)

 
 念願の「桜エビ天丼」です。涙の出るウマさです。
 あゝ、遠い道のりだった…。

 生桜エビを玉子でとじた「由比丼」です。

 満腹で汐風に吹かれた由比Pの展望台でした。
 ありがとう、Mt.Fuji!!…(見えないけど)

 カモメも微笑んでいます。

 厚木I.Cを降りた渋滞の中でこんな教習車を見かけました。乗りたい…。
 (kiriの教習車:グリーンの古臭いMARK-Ⅱ
  30の教習車:グロリア)

 13:15由比P.Aを出発。
 3時半にはもう相模原に着いていました。



 「桜エビ漁」は資源保護のため、春漁と秋漁の2回に分けて期間限定で行っているのだそうです。今回は春漁の終わりの時期だったので、次に
「生」が食べられるのは秋になってからです。
 すっかり桜エビに魅せられてしまった30は、このあとも
「桜エビ」をキーワードに検索しまくり、あるHPを見つけたのでした。それが「ダー岩井の写真館」ツーリングレポートの「富士山~南アルプスツーリング 2003年9月6日」だったのです。
 それからなのです、
 「うちでもHPを作ってみようか…」
 ということになったのは。
 そして7月18日、運命の出会いとなるのです!!


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