魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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キジバト救助


予報が雨で、夜明けからどんよりと曇ったままの早朝。

kiriは駄犬・マンボゥの散歩。
30はPC。

突然、玄関のベルが鳴りました!

こんな朝早くに誰だろうと驚いてモニターを覗くと、kiri

「早く開けて!」

血だらけです。

手の中に、なんとキジバトがいるではありませんか。大ケガをしているようです。

「マンがネコ、追い払ったんだ。そしたらこいつがやられてて」

急いでハトを受け取り、ケガの様子を見ると…

背中の羽毛がごっそりとなくなり、5ミリくらいの穴開いて血が出ています。
さらに、右の脇からおなかにかけても毛がなくなり、赤い肉が見えています。
翼は、幸いなことに折れてはいないようですが羽がひどく抜けています。

それでも、人間が怖いらしく、手から逃れ出ようとします。
おなかからの出血は止まっているようなので、暴れないよう、そっとタオルに包んで、
ちょうど台所に転がっていた紙の箱にすっぽり収めました。



どこかにホカロンがあったはずだと思って探しましたが見つかりません。
そこで、冬場のピーたち愛用の「ペットヒーター」を引っ張り出して、その上に箱を置いて保温しました。
砂糖水か蜂蜜でも飲ませてあげようかと思いましたが、飲ませやすいスポイトなどあるはずもありません。

時間は7時になろうとしています。
とにかく早く医者にみせなければと思い、マンやピーたちがお世話になっている動物病院に電話をかけてみました。

…診療開始は9時なのでそれから連れてきてくださいとのこと。
ほかに2軒ほどかけてみましたが、誰も出ません。

ネットで調べると、「動物保護センター」やら「○○センター」という文字ばかりが引っかかってきますが、
みんな“役所”です。

結局、9時開院直後に、最初の動物病院に駆け込みました。

タオルの真ん中が、「フカーッ!」、「フカーッ!」と、浮き沈みしているので

「あゝ、まだ息をしている!!」

と、思います。

タオルのすきまからそっと顔を覗き込むと、目は開けています。



やっと順番がまわってきました。

先生の見立てでは、おなかは皮ふが大きくはがれて、筋肉にも傷がついているので、
鳥の専門医に麻酔をかけて縫合してもらうしかないとのこと。
背中は、骨は大丈夫だけれど、傷が肺に達していなければよいが…とのこと。
大事な羽も、折れてはいないけれど、風切り羽根がほとんど抜けてしまっているので、
生え揃わない限り飛べない、とのこと。



しっかりしていそうなので、昼には厚木のセンターに搬送して治療してもらうようになるということでした。
そこでリハビリもして、自然に帰れるまで面倒を見てくれるのだそうです。

ただ、「山」、がふたつあって

麻酔に耐えられるかどうか。

それから、

リハビリをして飛べるまでに回復するかどうか。

診察中にも、力を振り絞るようにしてもがきます。
血まみれの体で、それでも野に帰ろうというのでしょうか。

まだ幼鳥だそうです。巣立ったばかりで、きっとネコ等には狙われやすかったのでしょう。
かわいそうに、こんな小さな体で、麻酔で手術だなんて。
まだ飛び立ったばかりだろうに…。


保護した場所と時間、私たちの連絡先を書いて、ハトとはお別れです。



偶然通りかからなければ助けることもなかった小さな命
なんとか助かってほしいと、願わずにはいられません。
今も、あの不安そうな、それでもじっと前を見据えていたまなざしが、忘れられません。


帰りに、kiriとマンがハトを見つけた場所に“実況見分”に行きました。



ここです。「相模原市 自然の村公園」駐車場のすぐそばです。



草の上に、ハトの羽毛が散らばっていました。




このときの費用ですが、ケガをした野生動物を「保護」したのですからお金はかかりませんでした。

野生動物を保護したときは、まず県などの動物保護センターに連絡してみましょう。

必ず、どうしたらいいか教えてくれます

動物病院でもいいです。



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