魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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【2004年8月25日】
相模湖I.C~甲府南I.C~R358(精進ブルーライン)~R139(富士パノラマライン)~R300(本栖みち)~上沢交差点~37号・南アルプス公園線~県道810号・雨畑大島線~井川雨畑林道(山伏峠)~勘行峰林道(おいしい水・県民の森)~60号・南アルプス公園線~富士見峠P.A~県道189号・三ツ峰落合線~27号・井川湖御幸線~県道29号・梅ヶ島温泉昭和線~27号・井川湖御幸線~74号・山脇大谷線~R1(静清バイパス)~清水I.C~厚木I.C

 ※ 06.10.28 安倍峠・山伏峠(30ソロ・ドライブ) 安倍峠編山伏峠編

 
井川雨畑林道。山梨・静岡両県に跨る長い長い林道だと聞いていた。
 ネットで調べると、数年前のまだダートがかなりあったころに、フルオープンのトヨタMR-Sで完走(しかもコンボイ!笑)した人たちがいて、大いに興味をそそられた。



  

山梨県南部の林道にアタックするには、とにかくまず、そこまで行くのが遠いことが難と言えば難である。
そう言いながら出発は7:15。遅い。中央道を甲府南I.Cで下りて道の駅しもべを目指す。
反対車線の工事現場にえらく大きなカラーコーンが置いてあった。夜、電気がついたら面白そうだ。


  

富士川を渡る富山橋。天気がいまひとつはっきりしないところが気にかかる。





富士川の西側は身延町R52を突っ切って南アルプス街道に入る。



早川町役場を過ぎると左へ、雨畑地区への分岐がある。ところが、いきなり通行止めかッ!!
…いや、今日は25日である。工事は明日、あさってだ。あ~、ヨカッタ…。
ちょっと待てよ、ここまで来たから明日の通行止めを知ることができたわけだよな。山梨県HP林道情報
当日の朝9時にならないと最新情報に更新されないから、もし今日でなく明日来ていたなら…
ところでこの「雨畑」、地図によっては「あまはた」とも「あめはた」ともある。どちらでもいいのだろうか?



県道810号雨畑大島線に入ると、道は細くなり、往来の少なさを物語るような造りになってくる。
これは戸屋トンネル。カーブしているので先は見えない。ところが、ここを生コン車が走ってくるのだ!



舗装はしてあるが古い感じで、ガードレールのないところは崩れたまま補修されていないからなのだろうか。
下見原トンネル。このときも、前から生コン車が来たのでちょっと待った。





雨畑湖だ。37号線もいつも静かな道路だが、それから分かれてきたこの道もまた、行き交う人どころか
車もほとんどなく、ちょっと怖い感じがするほど静かな雰囲気である。



切り通しの向こうに体育館のようなものが見えてきた。



ここが、閉校した学校を温泉宿泊施設として再利用しているヴィラ雨畑である。


  

なんとも不思議な色の水を湛えている雨畑湖


(※ 写真をクリックすると大きなサイズに!)
湖の縁を走って振り返るとさっきのヴィラ雨畑が遠くに見える。今気付いたが屋並みも相当ある。
あのあたりは集落だったのか?…物音がほとんどしない、時間の止まったように静かな山間の町だった。





「雨畑硯(すずり)の看板が見える。
山梨といえば水晶や印鑑、ぶどうなどの果物を思い浮かべる人が多いだろうが、これも伝統工芸品のひとつ、「雨畑硯
その産地がここ、南巨摩郡早川町鰍沢町なのである。
このあたり、かなり道の狭いところもあるがまだバスが通っているのである。



集落を過ぎ、小さな橋を渡るとようやく「林道 井川雨畑線」の入口だ。なんといってもすごいのは、

という距離である。今まで走った林道でいちばん長かったのが丸山林道/29.341m。
でも、丸山林道はR52~奈良田までの道のり(37号線)が長いので、もっと長く感じる。
次いで川上牧丘林道22.267mだが、これは山梨県側だけの距離なので、大弛峠を越えて長野県側へ降りれば
あと9kmほどプラスされる。
他には櫛形山林道/21.203m、水ヶ森林道/20.063m、観音峠大野山林道/19.737mなどあるが、
それに比べてもこれは長い。
しかし、「県境まで」なのである。その向うに、まだまだ静岡県側の部分が続いているのだ。



交通情報看板の手前に、太字の林道杭。その林道杭の横に「見神の滝入口」と矢印のついたポールがある。
すぐ右手がちょっとした広場になっている



山の上から流れ落ちる滝壺から樋が引かれ、水車が回っていた。








流れは、さっき渡った小さな橋をくぐっていく。
広場の隅にはログハウス風の「見神の滝公衆便所」があり、中は荒れたふうもなくきちんと掃除がなされていた。
井川雨畑線を走りに来た際にはぜひ、寄りたい♪


  

しばらくは左の崖下に雨畑川の流れを感じながら狭い舗装道路を進む。舗装といっても結構な荒れようだ。
千島トンネルを抜け、稲又川橋を渡り、稲又集落を通過すると、ぐんと登ってまだ新しい感じのする稲又トンネルがある。



トンネルに入る前に崖下を眺めると、稲又川橋と集落が見えた。



入口からもうだいぶ来たと思うが、それでもまだ民家がある。室草里の集落だ。
走っていると山肌が大きく崩れているのが見えた。その結果がこんな現象も生むのだろうか???





しばらくすると山奥にしては立派な橋があらわれる。
地蔵橋という。
そういえば橋の手前にお地蔵さんがあった気がする。
橋の下はちょっとした渓谷のようだ。涼しげでなかなかいい。

またしばらく行くと、
なんでもないところに林道看板があった。
またまたしばらく行くと小さなゲートがあった。
道幅が狭いのでサイズが小さい。
これが長畑ゲートというやつか。
ということは、さっきの入口からここまで、
17.811km走ってきたことになる。
県境の山伏峠までは、まだ半分を少し過ぎたところか。
なげ~~~!





そこだけミョーに舗装やガードレールがきれいだったりするところは、崩れた証拠か!?
目を遠くに向けると道はまだまだ山の奥へと続いている。
峠で昼にしようかなどと思っていたが、これではいつ着くかわからないので、ちょっと道の広いところでランチにした。
別に対向車のことなど考えなくても、全然車は通らないのだが。
サッサと食い終わって走り出すと、今度は谷を隔てた向かい側の山の尾根近くに道が見えた。
マジ、あそこまで行くのかッ!?などと驚いていたら工事箇所だぜ。
トンネルの中からあらわれた生コン車たちはこんな山奥まで仕事をしに来ていたのだろうか。(他にないもんな)
大変な輸送コストだ。



道は徐々に谷底から山の中腹へと登っている。
カーブの先から見えるあの道は直線距離でここからどのくらい離れているのだろう。
実際にあそこへ行くまで、その何倍を走るのだろう。
谷がずいぶん下のほうになったなと思っていると、目を疑うようなものが見えてきた。



(※ カーソルを乗せると写真が替わる!)
橋だ。しかし、今はもう通れない。



(※ カーソルを乗せると写真が替わる!)
欄干は錆び朽ちているが、路面には抜け落ちているところもヒビもない。
なぜこの橋は捨てられ、そのすぐ奥を迂回するように現在の道が作られたのだろう。強度上の問題でもあるのだろうか。
橋の袂にはこの杭。下を流れるのは雨畑川の源流だ。



橋を過ぎ、さっき見ていた谷向かいの側にやってきた。
舗装が切れて均されたフラットダートになった。日が射してきて、白く光る新しいガードレール。仕掛かりの工事現場。
そのうちこのあたりも全て舗装されてしまうのだろうなと思った。
行きあう車もないし民家もない。他に何の施設も建物もない。しかし、淡々と進む舗装化。



さらに標高を上げてくる。空が近くなり山並みが目の高さになってきた。橋があんなに下に見える。
山襞の内側に入ると鬱蒼と木が繁っている。ところどころ落石らしく、ガードレールが壊れている。



(※ カーソルを乗せると写真が替わる!)
風が雲を巻く虚空に突き出した木。針のほうに細く、枝の様子が異様だ。風のせいだろうか。
思わず車を降りるともっと異様なものを見つけた。



(※ カーソルを乗せると写真が替わる!)
わざわざ落とすまでもない、ということなのだろうか。
こうなったときの状況や、このもう少し前の状況を知りたいと思う。


(※ カーソルを乗せると写真が替わる!)
山頂直下に岩むき出しの大きな沢がある形のいい山が見える。
山を無造作に削っただけのようなこういうダートは好きだ。
路肩に溝が作られていたり、ブロックで固められているようなのは味気ない。
コンクリートで固められた法面から滲み出す水分。路肩に大胆に野積にされた落木。



(※ カーソルを乗せると写真が替わる!)
このあたりは山腹を東へ西へ大きくスイッチバックしながら登るので、同じ景色が標高を上げながら何度も見える。
だんだん高くなるのでだんだん遠くの山まで見えるようになり、空の面積も広がってくる。
景色が広く大きくなってくる感じで爽快だ。




(※ 写真をクリックすると大きなサイズに!)
たまにきれいな舗装路が現れる。ちまちまと狭っ苦しくなく、広々とした道幅を取っている。離合場所も兼ねているのか。
でも、舗装されていない場所には大きな丸太が横たわっていたり、何かの機械部品らしいものも落ちていたりする。
道の左側に大きなスペースがあり、行田山(ぎょうだやま)登山口となっていた。
2000年に売り出した標高2000mの山だそうだ。「行田山」で検索するといろいろ出てくる。



東西方向のスイッチバックが終わり、南方向へ直進。標高もかなり上げてきたので頭上のうっとうしさがなくなってきた。
ふと右下を見ると、あれはさっきの針のような木ではないか?
そして前方に…見えた!峠のV字だ!