魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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Rick’s
<カウントダウン 2004~2005>





【2004年12月31日~2005年1月1日】
 この店で大晦日を過ごすのは、もう何度目になるだろうか。
 昼からの雪がようやくやんだばかりの寒気厳しい中を、雪靴に帽子に軍手という防備で、懐かしい顔ぶれの思い浮かぶ町田の店を目指して家を出た。


 場所はココ。
 JR町田駅、“ハンズ口”を出て目の前。
 「豚」のうしろに、以前はよく見えたその看板がある。


 ビルの入口にあるのがこれ。
 書かれていることは全部本当だったか?


 そのビルの2Fにある。

 おっと、いつも私たちの姿を見つけて開けてくれる、あのドアの写真を撮るのを忘れてしまった。


 カウンター席に着く。
 3人以上でない限り、いつもカウンターだ。
 手すりのゾウさんは今日もピカピカ。


 店の一隅。
 まだ午後8時半、客はほとんどいない。
 まだまだまだま~だ、今夜は長いのである。


 奥にあるスミノフの棚。


 ビリヤードもあるのだが、今日はテーブルに替えてあった。
 ヘタクソだが、ダーツも楽しい。


 Rick'sでビールと言えばこのこと、「BASS」
 居酒屋の突き出しのように、当然のごとくまずこれを飲む。

 …ウマい!

 家では発泡酒ばかりなのでなおさらにウマさが沁みる。
 夏の暑いときなどはライムを入れたコロナもウマいし、しみじみ飲みたいときにはギネスもいい。
 30はこのギネスを「しょうゆ味!」と表現した。

 「大きなお肉のガーリックライス」というヤツをいただきながらカクテルは何にするかと考えたりする。



kiriの1杯目、サイドカー。

同じく30の、XYZ。


kiri:ドライ・マティーニ

30:バラライカ


kiri:モスコー・ミュール

30:スカーレット・オハラ



30:マンハッタン
 ちょっと待て。まだ10時前である。このペースで飲んでいてはとても12時まで持たない。
 客も増えて騒がしくなってきたし、温度も上がってきた。


 というわけで、ボトルである。
 「すぐわかります」
 と、笑いながら店長が持ってきてくれたのがこのkiriボトル。なぜすぐわかるのかと言えば、30が大量の“お絵かき”をするからである。

 これが、右側面。
 そして、左側面。

 ホワイトマーカー細字を握りしめて、余白がなくなるまで描き続けるのである。
 出来上がりが結構な“アート”作品のようになる(笑!)ので、飲み終えると持って帰るのだ。



 このあたりで常連のHに遭遇!続いてAにBも来て、なぜだかすでに出来上がっている様子の連中に酒を注ぎまくられたのである。(笑)


 相当酔いもまわってきた23:05、
 「あと10分でそば出します」
 という声が聞こえた。
 カウンターの端っこは、ドリンク出し&従業員出入口のそばなのである。そこでそばの声が聞こえた。
 いよいよである。

 23:17、私たちの手元に到着した、これが
 RESTAURANT BAR Rick’s Cafe American
「年越しそば」
 である。


 およそどんぶりの似合わなさそうなこのカウンターに若者たちが手に持った白い発泡ドンブリが横一線に並び、ほとんど無意識のうちにズルズルとすすり込みはじめるのである。
 恐るべし、日本人の習性。

 3年前、Rick’sで初めてこのそばが出たとき、奥から様子を見に出てきた支配人がカウンターの横に佇み、
 「うわ~、なんだコリャァ~~~!」
と、見てはいけないようなものを見てしまったような顔で笑いをこらえていたことを思い出す。 (~_~;)


 んー、しょっぱめでウマいのである。
 日本人で良かったと思うときの、
 「そばがウマいとき」
 というのは、結構上位にランク・インするのではないかと思うのだが…。


 チェックである。
 1:00からのビンゴゲームも佳境に入り、この時間1時間に1本の横浜線下り1:59に乗るため、熱気と紫煙の立ち込める店を後にした。


 駅前から乗ったタクシーの、感じの良い運転手さんが
 「大晦日の雪は二十数年ぶりだそうですねぇ」
 と言っていた。そういえば、お正月に雪が積もった記憶などない。
 町田より積雪の多い相模原の奥地、しかもうちの近所ではさらに雪深く、すでに凍ってしまった道を、ノーマルタイヤらしいタクシーはバリバリと音を立てながら進んだ。
 町田より3度ぐらい低いぞ!と言いたくなるような寒気の中、見上げた空にはオリオンのあとを追う猟犬のシリウスが煌々と輝いていた。やれやれ、明日は雪かきをしないと車が出せそうにない。
 布団にもぐりこんだときは3時を過ぎていた。


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