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魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。 Copyright © 30 All Rights Reserved. ![]() |
【2005年11月20日】 |
おととい食べたおおみやのおむすびのことが頭から離れない。メニューを眺めていると「土・日限定」商品がある。「とりかま」だ。聞くところによると創業以来の人気メニューであるという。これはなんとしても食べておかねば。 こうして「とりかまGET作戦」が開始された。 |
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「飲むんだったらUCC いつでもどこでも UCCコーヒー♪」というCMソングがあった。 しかしこれは「ACC」だ。何の略かというと、「秋山カントリークラブ」。 このゴルフ場のまわりには、ぐるりと村道の神野栗谷線が走っているそうだ。 秋山村商工会青年部も、いい味を出してくれている。 「ゴミを捨てないでください」や「投げ捨て禁止」などという一般の注意看板とは、一線を画している気がする。 |
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秋山村と目指す都留市を繋ぐのが「新雛鶴トンネル」。 一昨日、トンネルの都留市側から旧道に入ってみたが、 道が悪そうな気がしたので途中で引き返した。 そこで今日は秋山村側からアタックしてみることにした。 |
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民家のある分岐を入って行くと、左は資材置き場のようになっていて、 すぐの左カーブからは右の山中へ未舗装の林道奈良山線が分かれていく。 看板を見る限りでは一般車の通行は禁止されていないようだが、 「山梨の林道事典」によると、700mほどで行き止まりになってしまう単調な山道らしい。 旧道自体はきれいな完全舗装で、道幅もごく普通。 小さなカーブを繰り返しながら高度を上げていくと、向こう側で見たものと同じ看板があった。 よく考えたら、通行止めなのはトンネルだけで、それでこの道が通り抜けられなくなっているだけなのだから、 ここは堂々と走っていいのかも。 |
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お、… |
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トンネルの向こうには出口が見えている。中もそう荒れてはいない様子だ。 車を停めたすぐ左には、林の中を登山道が延びている。 赤鞍・高畑・倉岳山のハイキングコースらしい。 このトンネル前は広いので、登山者の車も何台も停められる。 |
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旧道トンネルを確認したので本線に戻って新トンネルを抜ける。 すぐの右ヘアピンカーブで、左のほうに道があるのに気付いた。 停まって見てみると、菅野美穂と森高千里を足して2で割ったような名前の林道である。 先を急ぐので写真だけ撮って、あとでネットで調べてみることにした。 |
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時間がないのでサッサと走る。 おっと、kiriが馬を発見!白馬である。 乗馬ができるらしいが先を急ぐ。 そう、今日は先日GETできなかったおむすびのおおみや 「土・日限定」の「とりかま」狙いなのである!! お昼のチャイムが秋空に響き渡った数分後、 お店に飛び込んで「とりかま!」と言うと、 「あら、さっきまであったんだけど…」 あゝ、今日も手に入れられなかったとりかま… しかし、先日は品切れだった「なす味噌」をGET! |
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おむすびを確保した我々はR139を河口湖方面に向かって疾走したかったが、 地元の方々のお買い物渋滞に巻き込まれ、少々まったり。いや、停まったり そんな中、菊地酒店の店先に見えていたのはコレだ!!…もしかして、ダジャレだろうか? そして、データがそろそろ5年前のものになろうとしているカーナビ・洋子の知らないバイパスから見える富士山。 |
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おお、これはネッツ・トヨタ!!じゃなくて、その向こうの紅葉を撮ろうとしたのだが、 まぁ、今度は墓石がいっぱい!! …走っている車の中から風景を撮るというのは、結構難しい。 |
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河口湖の“正面入口”は大変な渋滞だった。 「紅葉回廊」というのがあるらしく、ほとんどの車はそちらへ向かうようだった。 飲食店も土産物店も大賑わいだ。 |
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新御坂トンネルの手前から右へ旧道に入る。通行量は多い。有名な峠だからだろう。 途中から分岐する西川新倉林道は2年前の秋に通ったが、 このところは天然ガスパイプラインの敷設工事とやらで、ずいぶん長いこと通行止めが続いている。 |
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![]() 御坂トンネル。中は一応、2車線、 甘酒茶屋の前は休日はいつも路駐の嵐である。 |
![]() 残念ながら富士山は雲の中 |
![]() トンネルの左に、「御坂峠」への山道がある。 |
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トンネルを抜け、旧道を駆け下りると先ほどのR137に出る。登坂車線のある、やけに広々とした道だ。 左にあるスキー場を過ぎた細い小道が蕪入沢上芦川林道への入口なのだが、 あまりに何気ないので、つい通り過ぎてしまった。 最近工事をやっているということだが、以前通ったときはまだ新しい完全舗装だったので、 「どこが?」と不思議に思っていた。 来てみると、このR137と接続するほんの数100mの部分だけ、道が広く舗装し直されつつあり、 唐沢川に架かる橋も1本、新しく立派なものに架け替えられようとしていた。 |
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それから登り始めのほんの数100~数kmぐらいは道幅も狭く、縁石のない古い舗装路だ。 しかし、それだって対向車とすれ違いができないほどのものではない。 かえって、ほの暗い林の中の道が、これからの展望に期待を持たせてくれるようでもある。 この写真の場所は唐沢川を再び渡るすぐ手前のところだ。 砂利のスペースがあるので車を停めてエンジンを切ってみることをお勧めする。 野鳥の声が谷にこだまして、空気もひんやりとしている。 深閑とした中に、やってくる車の音がいつもとは違った音に聞こえたりもする。 |
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おおっ!?なんだアレは! 何気なく見上げた木の梢に、 テレビで見たような、話に聞いたような、 もしかしたら恐ろしい…のかもしれない「物体」が ぶら下がっている。 橋を渡ってからぐんぐん高度を上げてきた、 このあたりである。 右手の斜面の、だいぶ上のほうに見えた。 |
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ヘアピンを曲がってさらに高所へ登ってくると、遠くにうっすらと八ヶ岳が見えた。感激である♪ また、左側のスペースにじっとこちらを見つめる可愛げな重機がいたので停まってみた。 |
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(クリックすると大きな写真に♪) ふと、道端に、何か白いものがたくさんあることに気付いた。 間近で見れば見るほど不思議な、それは「氷」だった。 枯れ草の根元に、まるで茎から水分が噴き出したように不思議な形でくっついている。 なんとなくカマキリの卵に似ている気もした。しかし、触ってみるとカリッと硬い。 帰宅後調べてみたところ、これはその名も「霜柱」(別名・ユキヨセソウ)という植物の 枯れた茎のまわりに、寒い朝などにできる「霜柱」なのだそうだ。 毛細管現象で茎の繊維が吸い上げた地面の水分が、凍って外へのび出したものだそうだ。 気温が上がれば解けてしまい、しかも、これができると茎の繊維が壊れてしまうので、 一冬に一度しか見られない貴重な自然現象であるらしい。 見かけた場所は写真(14:13撮影)の通り、日の当たるのが遅い北側の寒々しい斜面。 しかも標高は1400m近くだった。 こうした偶然の出会いも、自然豊かな山の中を走る林道走行の楽しみのひとつ。 「霜柱」について、詳しくはこちら 豊平公園 緑のセンター便り / 東北大学 まなびの杜 シモバシラの霜柱 |
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![]() ![]() (クリックすると大きな写真に♪) |
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この高さだもの、寒いわけだ。 (“切り張り”のパノラマなので、左側と右側で、それぞれ繋ぐ前の大きさの写真が出る) |
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![]() (クリックすると大きな写真に♪) 足元を覗くと、谷底から今まで登ってきた 道筋が延々と続いている。 これはこれですごい眺めだが、 昔の、人工の構造物がないこの山の様子はどんなだったろうかと、 思わないでもない。 |
![]() (クリックすると大きな写真に♪) |
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今いる場所から振り返ると、いかにも寒々とした色彩の道。このあたりはもう冬なのだ。 これから向かうあのV字っぽいところは峠だろうか?と思ったが、稜線の下にまだもう1本ガードレールが見える。 どういうことだ???と思いつつ走っていくと、峠に見えたところは確かに峠らしく、一度山の向こう側へ出る。 しかし、そのあと少し走って、また稜線の低いところを越えてこちら側に戻ってくるのだ。 等高線のある地図だとわかりやすいかもしれない。 |
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日向坂峠に着いた。、古くは「どんべえ峠」と呼ばれているらしい。 笛吹市と芦川村の境で、共に山梨百名山の「釈迦ヶ岳(1641m)」、「黒岳(1792.7m)」への 登山口でもある。 |
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芦川村に入るとガードレールもなく、コンクリートの、 割れた荒れた路面になるが、いっそこの方が 山の雰囲気が感じられるというもの。 すぐにT字路にぶつかり、左折して新道峠を目指す。 眺めのいいところでおおみやのおむすびをいただこうと思った。 でもこのときは過去2回訪れたときのような、 青空の下の展望はなかった。 適当に折り返した路肩のスペースでランチタイムにしたが、 よく“普通の車”が来るのは、こちらの道がきれいに 舗装されているからだろうか?地図を見ればピストンなのに。 (カーナビ主流で普通の車は地図なんて積んでないか) |
![]() ![]() はらす/ツナ ![]() ![]() なす味噌/肉そぼろ |
![]() これが、おおみやのおむすびの外観だ!! フタに黒マジックで中身が書いてあるが、 海苔も黒いので開けないとわからない!!(笑) |
![]() (クリックすると大きな写真に♪) 日当たりのいいこのあたりではもうすっかり 葉が落ちている。しかしT字路のあたりの日陰では、 先ほどの「霜柱」を見ることができた。 |
![]() すずらん群生地の駐車場。誰もいない。 春夏は気付かなかったが、木の葉が落ちて、 峠から下りてくる道が見える。 ![]() 5月末ごろのすずらんまつりのときは、ここにテントが 立ち並び、地元の農産物や特産品が売られ、 観光バスも着いて大勢の人々で賑わうのだが。 |
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この道の奥にすずらん群生地がある。舗装の、このひび割れ具合がいい。 |
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全世帯数243世帯。人口554人の、芦川村の秋。 |
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紅葉の名所にはない、静かな里山の秋の、豊かさのようなものを感じる。 |
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このカーブを右へ橋を渡りきったところに、 左の林へと入っていく道がある。 ここを入っていくと、今下ってきた道に先で合流する。 芦川沿いのうっそうとした林に覆われた薄暗い道だが、 すずらんまつりの時期は、一方通行規制で 強制的にこの道を走らされることにもなる。 |
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大窪鶯宿林道で甲府盆地でも眺めて帰ろうかと思ったが、 カーナビ・洋子がこちらの道を勧めたので2年ぶりに来てみた。 鳥坂峠の下を潜る新鳥坂トンネルだ。 村からこのトンネルまでの周囲の景色は素晴らしかった。 というか、もう上芦川地区は右も左も全山紅葉だった。 下流の鶯宿地区や三珠町域の36号線沿いはどうだろう。 来年はそちらのほうへも行ってみたい。 |
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![]() このとき、トンネル脇に停められた数台の車のあたりに、 首輪をつけた犬がいたのだが、こいつが吠えながら 道路へチョコチョコと出てくるのだ。危ないって!! |
![]() (クリックすると大きな写真に♪) |
トンネルを抜けたところで左下のほうに町が見えた。 一宮御坂I.C方面かと思われる。 とすると、町から少し上がったあたりにフルーツパークや ほったらかし温泉も見えていることになる。あれかな? そして、七曲と呼ばれるらしい坂をどんどん下って行くと、 正面になんとも印象的な山が見えてきた。 これも山梨百名山の「大栃山(1415m)」だ。 |
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夏の緑の山並みはどれを見てもひとつながりに同じようにしか見えなかったけれど、 秋に色付いてみると生えている木の違いや起伏などがわかって実に表情豊かだ。 百名山の名を冠せられた山々は、みんなそれぞれに個性的で存在感があり、 麓に住む人々は日に何度もその山を当然のように見て暮らしている。 何かの理由でその土地を離れ、再び戻ったときに見る山の懐かしさはどうだろうか。 都会の風景に感じるものも、同じだろうか。 |
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右手にウッドストックカントリークラブがある、 まっすぐな下りストレート。 これは、夜来たらかなり嬉しいだろうと思われる 風景が見えてきた。 |
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盆地上空を通過し、昇仙峡を飛び越え、1704mの茅ヶ岳の向こう、 真正面に八ヶ岳(2899m)が!! |
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左にカラマツの一群が見えた。 このあたりまで下りてくれば、カラマツもまだ 落葉していない。 |
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R20に出ると西日を背中に受けた。こうなると道路に現れるのが「イエティ」である。(笑) |
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右前方に大きな鳥居のある山が見えている。その山裾は一面にぶどう棚が紅葉している。 |
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そのままR20を走り、初狩駅手前を右折、大幡峠越えで都留市に入り、 おむすびのおおみやの角を曲がって帰った。 おにぎりは美味しかったし、紅葉はきれいだったし、いい日曜日だった。 |