魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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花の国・山梨

【2006年4月15日】
R413〜R412〜県道517号・奥牧野相模湖線〜76号・山北藤野線〜県道517号・奥牧野相模湖線〜35号・四日市場上野原線〜おむすびのおおみや〜R139〜R20〜34号・中道塩山線〜花見台〜桃源郷公園〜R137(旧道)〜御坂路さくら公園〜R137(新バイパス)〜34号・中道塩山線〜R20〜(黒野田林道〈冬季閉鎖中〉)〜R139〜24号・都留道志線〜R413・道志みち〜(安寺沢林道・野原林道)〜76号・山北藤野線〜藤野やまなみ温泉〜県道517号・奥牧野相模湖線〜R412

 ※05.04.17 桃色甲府盆地  ※05.04.18 甲府盆地横断・花見&林道ツアー

 去年も今ごろだったと思い、甲府盆地へ出かけた。いちど見るとクセになる桃花の魅力。NHK「みんなのうた」の「春が来た」最初の場面も、甲府盆地の桃畑のような気がする。



道中の花の景色を思い、35号・四日市場上野原線を走ってみた。相模原より少しばかり遅い春があちこちに見られた。



この立派な道路は今年の1月30日に開通したバイパス部分である。780mで総事業費約12億円の道だ。
左下のほうに旧道が見える。旧道はのどかな雰囲気で、それほど狭くて走りにくいと感じたこともなかったので、
なんだか哀れな気がする。あっという間に左から合流してきた。もっとどうしようもなく狭いところがあると思うのだが…。
R139に接続するおむすびのおおみやの交差点までやってくると歩道橋の工事をしていた。
狭い場所でクレーン歩道橋のパーツを吊り上げようとしているところだった。ガードマンがいるのだが、
これが普通の制服ではなかった。地域の消防団か何かの“はっぴ”姿なのだ。



さて、笹子トンネルに向かう。途中、「モモ」発見!!…ちょっと違うモモだったか。
甲府盆地は曇り空の下だった。


  

曇っていても桃はこんなに咲いている!
確か去年はこのあたりを左に入って…と思いながら走っていると、立っているガードマンの前を通過した。
「あれだ!」と、Uターンして戻ってくると、「一宮南小学校前」という交差点だった。曲がるとこーんな坂道だ。
道順は白地に赤矢印の案内が出ているので、その通りに進む。
最初のうちは住宅街だが、正面にこの桃園が見えると、いよいよ登りがきつくなって、
桃畑の中を走る“桃の回廊”へと突入する。
ちなみに、この桃園は桃畑の中に車をそのまま乗り入れることができるスゴイ場所だ。しかも無料
桃生産農家の好意なのかもしれないが、入ったら入口の売店で何かお土産を買って帰りたい。
花見台はもっと上のほうなので、ここから歩くとちょっと距離がある。花見台へ行く場合は案内に沿ってさらに先へ進む



左右はピンク一色で、天気がいいと雪を頂いた南アルプスの峰々が見えるのだが、どうもイマイチだ。
道はさらに細くなり、さっきまで咲き乱れていた桃の花も少なくなってくる。
標高差があるので、登ってくると上のほうはまだつぼみなのだ。なるほど、花たちはデリケートで気温に敏感とみえる。


さらに道が狭まったところにガードマンがいて、
二股の道を右へと誘導している。そこが花見台だった。
花見台のは車が14、5台も停まれば
いっぱいになってしまうのではないだろうか。
トイレ桃っぽい水飲み場があった。

花見台に登ってみる。
ちょっと面白い構造で、壁にあいた窓からは
景色が額に収まった絵のようにも見える。



花見台からの眺め。へなちょこパノラマはこちら。(笑)


実は、花見台入口の、直進方向の道は林道だった。
おなじみの林道看板がある。大積寺線である。
入ってみようかとも思ったが、ピストン林道だし、
ガードマンや他の人の目も気になったので、
次の機会にすることにした。

さてそろそろ行こうかと思ってPに戻ると、
近くの農家のおばちゃんだろうか、
桃ジャムなどの特産品移動販売車両(笑)が来ていた。



ガードマンに誘導され、一方通行の桃の回廊を下っていく。
さっきの移動販売車両は本当は何に使うのだろう。狭い道でのすれ違いにはその威力を発揮する。(^_^)
そして、白地に赤矢印の案内板。ヒジョーにわかりやすくて助かる♪
どんどん下って行くと桃の里温泉の前を通り、最初にガードマンの立っていた元の道に出た。



桃の里温泉の裏手の道路。



このままどこまでも桃の花の中を走って行きたい気分である。



近くなので、桃源郷公園に寄ってみた。しかし名前のせいか観光バスまで押しかけるという大混雑ぶりで、
せっかく食パンを買って行ったにもかかわらずお目当てのアヒルたちもあまりたかってこず、早々に退散した。
1羽だけパンを食べてくれたマガモ。

時計を見るとまだ10時半。
山中湖あたりでおむすび食って、小山で温泉にでも入って帰ろうかと、御坂みちを走り出した。
花の時期の週末だというのに、道はガラガラに空いていた。
走っていると、道の左側に「御坂路さくら公園 入口」という看板があった。
確か、去年も同じ時期にこのあたりを通ったが、谷あいだからなのか春が遅く、
相模原ではもう散ってしまったのに桜がよく咲いていたことを思い出した。
あまりアテにもせず行ってみると…




桜満開じゃ〜ん!!\(^o^)/
グランドのような広場に桜が満開だった。しかも、とてもいい香りがする
あまりのきれいさにBean号を停め、桜の下で新聞紙広げておむすびとお茶を楽しんだ。



階段を下りるとトイレがあり、そばを流れる川沿いにも桜並木が続いていた。
並木沿いに行ってみると、ちゃんとしたPがあり、案内板を見ると、そここそが「御坂路さくら公園」なのだった。
第1PにBeanを停めて園内に入ると、
そこは花の国だった。




右手の金川沿いに、奥へと誘うような桜並木
「マス釣り池」とせせらぎの左には芝生の斜面があり、
空を覆いつくすような桜の花が、日に輝いていた




斜面に作られた段を上っていくと「道」に出た。それはなんと本当の御坂路、「鎌倉往還」だった。



昔の人が来た道、行った道である。

上へと登っていくと「さくらの山」展望台へ行けるようだった。
「バーベキュー広場」の建物と、そこから下を見おろした感じ




おっ!あれは何だ?

えーと、パンダゾウコアラブタウシ
それから、得体の知れない動物。(笑)

面白そうだったのでついでに乗ってみた。♪(kiri30

下には砂防ダムが見えた。



品種が違うらしい濃いピンク色の木もあった。
とにかく、花の勢いも色も香りも素晴らしい!
今までずいぶん桜の花は見てきたが、桜が「香るもの」という認識はなかった。
ところがここの桜たちはどうだ。香りに満ち溢れている。




花時計にも水仙たちも春の訪れを喜ぶように明るく咲いている。

このあたりに、「スルガダイニオイザクラ」というプレートがあった。
もしかして、あたり一帯に漂う芳香は、この桜が植えられているからなのだろうか。



金川沿いの桜並木のそばで。窓に映り込む桜が嬉しかった。
すぐ隣の桃畑でも花たちが次に咲く準備を整えているようだった。



金川を渡って公園をあとにした。
桜の香りの素晴らしさになんとも立ち去り難い思いだった。

御坂みちへ戻って走り出すと、大きな道路に出た。はたと気づいた。「バイパスだ!」
去年通ったときは工事中だったバイパス道路が開通していたのだ。そうとは知らずに「旧道」を走っていたのだ。
どうりで空いていたわけだ。
でも、旧道を通らなければさくら公園を見つけることもなかったのだから、5年前のカーナビデータ万歳と言うべきか。(笑)
旧道方面には「みさかフルーツ街道」の案内板が立っている。
少々狭いが、沿道に果樹園の立ち並ぶ、昔懐かしい雰囲気のたちこめる道である。

公園のほうを見ると、行かなかった「さくらの山」が見えた。あの上の展望台に、次は登ってみようと思った。


いい道である。
広い。明るい。早い。


えーと、進路変更した。
去年、この先の新御坂トンネルを出た先で大渋滞にハマり、
Uターンしたことを思い出した。
新しくできたバイパスでもと来たほうへ戻ると、
桃色に烟る甲府盆地が見えてきた。
金川を渡り果樹園地帯に入った。

ありゃ何だ?

さすが山梨である。(*^_^*)


勝沼からR20で笹子トンネルを潜り、
そのまま帰ろうかと思ったところで虫が囁いた。
「黒野田林道へ行ってみない?」
まだ冬季閉鎖中のはずである。
「もしや」に思いをかけ、行ってみた。
しかし、…そうだよなぁ。(^_^;)

いつも気になっていた途中の分岐を入ってみたが、
こんな道、
で、あとは登山道のピストンのようだった。


R20に戻り、淡々と家路に着いた。
初狩駅前、信号で停まると前にカッコイイバイクがいた。
よく見ると、
キャリアボックスが「BMW」である!!

感動しつつ、上大月駅手前からR139で都留市街地へ。
道志みちへ抜ける24号・都留道志線に入る。
 途中、“森高千里線”と覚えている林道菅野盛里線
ゲート前を通過
続いて道坂トンネル直前林道細野鹿留線
のゲートを見送り、
林道道坂菜花線
横目に見ながら道志みちへ出た。



そう、淡々と道志みちを走っていたのだが、

「厳道峠入口」

の道標を見て突然行きたくなり、登ってみた。
いきなりすごい傾斜道幅である。少し登ったあたりにお寺があり、鐘楼が見えた。
民家が切れるとゲートがあり、ここから先が安寺沢林道になるようだ。
とにかく大変な傾斜である。ヘアピンも、箱根大平台のような太くてノンキなものでは、全くない。
2年前に通った“悪夢の農道”の記憶がチラッと頭を掠めた。
注意看板があったが、

「そんなもの見なくてもわかるわいッッッ!!」

と、喚きたくなるような道だった。

そのうち、右に連なる山腹にガードレールのついた道見えてきた。(こちらにはガードレールなんてものはない)
いずれにせよ、相当な高所である。

事前のリサーチでは未舗装だったが、このときは既に舗装されていた。白く新しいコンクリート舗装
しかし、うまい味付けがされていた。




うん。なんとも林道らしい道じゃあないか。(^_^)


この直後、舗装が切れて道はダートになった。




おわ!おわ!おわ!
デベデベデベと揺れまくること30秒程度、三叉路に出た。
ここが厳道峠(ごんどうとうげ)だ。

なんともすごい傾斜である。ここに立っていると、

水平

というものがわからなくなりそうだ。
(^_^;)

メビウスの帯って、もしかしたらこんなふうなのではないかと思うくらいに。



車を降りて、今来たほうへ少し下りてみる。
細い道が転げ落ちるように下っている。
そこから峠を見上げてみる。

よく登ったものだ。…

峠のピークはもう少し上らしい
カーブしている先がどうなっているのかちょっとわからない。
振り返ってBean号を見下ろす

今までいろいろな峠を見てきたが、
ここもなかなか印象に残る峠である。
あのカーブ外側のちょっとしたスペースから
富士山がよく見えるということだが、今日は見えない。
なかなか楽しい峠だし、なんと言っても近いので、
富士山を見に、ぜひまた来てみようと思った。

ところで、厳道峠は野原林道の終点でもある。
ここから野原林道を下ると今登ってきた道志みち沿いの
野原地区へ下りることができる。
峠の向こうは秋山村だが、今日はもう帰ろうと思うので、
ここから野原林道で再び道志みちへ降りることにする。



野原林道のほうが安寺沢より道が広く、アスファルト舗装にガードレールもついていた。
そういえば、以前久保吊り橋の近くから見上げたとき、やたら高い場所にガードレールが見えたのは、
実はこの道だったのか。
ちょっとした崩落落木もあったが、難なくまで下りられた。道志みち側からはこう見える場所だ。

ここは野原林道基点。長さは3599m。3キロ半ちょっとというところか。
今はもう懐かしい「昭和」の58年度、「道志建設」の銘板があった。
今、道志建設を検索すると、ヒットがない。HPを公開していないのか、それとも、もう会社自体存在しないのか。

昔仕事をした某建設会社に、C葉さんというオヤジがいた。シールド現場を廻り回って、その総延長は相当なものだった。
酔うと言っていた。

(富士)スバルラインはオレが作ったんだァ!」

私は、未だスバルラインを走っていない。通行料が高いからだ。
しかし、あの道を作った人が、確かにいる。
熱いアスファルトから立ち昇る油煙を嗅ぎながら、ランマーで、あるいは、ロードローラーでその道を、
走りやすいよう平らに均した人がいる。

ダートは楽しいが、そのダートを懸命に手懐けようとした人達がいて、地元の人たちは助かっている。
揺れの少ない道中は、お年寄りの体には優しいだろう。

私たちは普段、それに気付くことも無く、「道」を走っている。


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