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魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。 Copyright c 30 All Rights Reserved. ![]() |
【2006年5月28日】 相模湖I.C〜都留I.C〜R139〜おむすびのおおみや〜R139〜県道705号・高畑谷村停車場線〜黒野田林道〜R20〜県道212号・日影笹子線〜R20〜34号・中道塩山線〜R137〜御坂路さくら公園〜R137〜蕪入沢上芦川林道〜(日向坂峠)〜水ヶ沢林道〜(新道峠)〜芦川村すずらんまつり〜蕪入沢上芦川林道〜36号・八代芦川三珠線〜R358〜(GS)〜中道往還(県道113号・甲府精進湖線)〜R358〜36号・八代芦川三珠線〜大窪鶯宿林道〜金川曽根広域農道〜(県道308号・鶯宿中道線、29号・甲府玉穂中道線)〜みたまの湯〜金川曽根広域農道〜(29号・甲府玉穂中道線、県道308号・鶯宿中道線)〜34号・中道塩山線〜R20〜勝沼I.C〜相模湖I.C ※03.10.31 鳥坂峠・御坂みち「HONDA Z」サヨナラ走行 …紅葉の蕪入沢上芦川林道写真がいっぱい ※04.09.28 Bean号、霧の林道デビューで鹿出没!夜のダート走行で夜景満喫 …鶯宿峠からの甲府盆地の夜景 ※04.08.16 富士山&盆地ビュー …大窪鶯宿林道の詳細 ※04.06.05 芦川村すずらんまつり〜田貫湖 …初めてのすずらんまつり ※05.05.24 8000オフ …すずらんまつりの楽しみ方 ※05.11.18 おおみやのおむすび&黒野田林道〜猿橋 …黒野田林道の紅葉と富士山&パノラマ写真 ※05.11.20 御坂みち・芦川村の紅葉 …蕪入沢上芦川林道の紅葉と八ヶ岳まで見渡せる絶景写真 |
大雨の土曜の夜。晩飯を食いながらTVを見ていると天気予報で明日晴れるという。うそつけ、昼までは「明日の日曜も雨でしょう」とか言っていたくせに!?最初は酔っぱらっているからかと思ったがそうではないらしく、雨は朝方だけでそのあと晴れて暑くなるという。3年目の浮気じゃなくて3本目のワインを開けようかと思っていた手を止めてわたさんにメールしてみた。 「行く?」 …20分後、返信「行く!」 というわけで、わたさんとツバキッキさんと4人で出かけることになった。 速攻、就寝である。 |
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3時半に起きてみると外はまだかなりの雨。 集合時間の7:00にはもう、やんできているのでは ないだろうか。そう思いつつ支度をしたが、 出遅れて高速に乗ることになる。 雨の日曜の早朝ということで、混んでいるはずがない。 ところが、上野原で事故渋滞という表示がっ!! …単独のスリップらしかった。 ちょうど狭くてカーブの多いあたりだった。 気をつけなくちゃなぁ…と思いつつ、 雨の中のバイクはもっと大変だろうと心配になる。 |
いつもの岩殿山も雲にまかれている。と思ったら、 なんか光ったぞ!? ほどなく、「ゴロゴロゴロ…」という雷の音が…。 おいおい、本当に今日、晴れるのか!? と、ものすご〜く不安に思いながら、 集合場所のおおみやへと急ぐ。そして右折でPに入ると、 「いたぁ〜〜〜!!」 そこには、 この雷雨の中、70kmを走り抜いてやってきてくれた 2人のライダーの勇姿があった!! 感動である。 |
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無事の到着と再会を喜び合い、おおみやでおむすびを買う。 開店時間は朝6時で、そうこうする間にも何台もの車が やってきては買い物を済ませて帰って行く。 地域の人気店なのだ。 愛用の弁当箱を持参すれば、おいしいお弁当を詰めて くれるという、うれしいサービスも実施中だ♪ しかしとにかく、稲光と雷鳴轟くこの悪天候では 移動するだけで危険である。とりあえず、近くの 黒野田林道の東屋へと非難することにした。 (でも、すごい雨!) 林道黒野田線は鶴ヶ鳥屋山(1374.4m)の東側を ぐるりとめぐっている全線舗装路である。特徴としては 野猿 が多い。 |
晴れていれば富士山までもが見える場所だが、 今日は雨を避けるために駆け込んだので何も見えない。 崖下は真っ白である。やってきた道も先へ進む道も、 時おり流れてきた雲に遮られて霞んでしまうほどだ。 とりあえずお茶にする。 こういうときはkiri家ドライブ標準装備の達人くん& 山梨のくろがねやで買ったミニやかんが大活躍である。 朝ごはんを食べてこなかったわたさんと、食べてきた30は おおみやのおむすびを食べてみる。 ツバキッキさんとkiriは、30がホットケーキミックスに ココアを入れて作った蒸しケーキ。 和やかな時間が流れる。 |
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![]() ![]() ![]() 雨宿りのKSRわた号“シューティングスター”/ディグリー・ツバキッキ号/kiri家・FORESTER“Bean号” 小降りになったところで人間のほうも記念写真を撮ってみる。 |
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見下ろせば本当に雲が海のようで、 ドライアイスのようにゆっくりと波が動き、 今にも津波となって押し寄せてきそうだった。 晴天のときには見られない「墨絵」が物珍しく見えた。 薄日が差したり、霧に包まれたり、そういえば目についた 薄紫のこの花。あとで調べたところ「桐」の花だった。 タンスになったりする木である。 kiri&霧&桐で“3キリ”なので、 “見切り”をつけて出発することにする。 |
舗装路のいいところのひとつに 「ヌタヌタにならない」ということが挙げられる。 しかし、ここ黒野田にはもっと手ごわい敵が出現する。 野猿が車めがけて投げ落としているのかと思ってしまうような あんなものやこんなものたちである。 (この程度は、Bean号なら撤去不要♪) 後半、下りはじめるとあたりは目の覚めるような 美しい新緑に囲まれるのだが、 山ひだに残った雲が流されずに行く手を阻む。 |
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![]() ![]() ![]() どんどん下って行くと左側に鍵のかかったゲートと林道看板がある。このゲートの向こうは笹子駅近くへと下っていく 穴沢林道だが、我が家が通りかかるときはいつもゲートが閉まっているので入ったことはない。 ツバキッキさんが歩いて様子を見に行ったがこんな感じで、「廃道みたい」だって。(^_^;) |
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ほどなく黒野田林道を走りきり、いったんR20に出て、 またすぐ笹子旧道へと進撃を開始する。 旧道なわけだが、こんな古いものも残っているとは…??? しかし、現在はレッキとした県道である。 冬場はシッカリ冬季閉鎖されてしまうだけのことはあって、 ところどころ狭い区間もあったが、概ね普通の道路だった。 ツバキッキさんが来ないな?と思っていると、 林道を見つけていた。(^_^;) |
![]() ![]() ![]() 笹子隧道である。 kiri家は初めて来たので、珍しくてそばへ行って見上げてみたり、Bean号と記念写真を撮ったりした。 おや、トンネルの右側に登山道らしき山道が…???出たぁ!\(~o~;)/ …とかなんとか言っているうちに霧が出てきた。さっきまで見通せていたトンネルの出口が見えなくなっている! キャ〜〜〜!!、ひょぇ〜〜〜!!… ![]() 出た。 大月市と書いてあるがそれは向こうで、ここは大和村である。こちら側も右に山道があり、なんと、こんな杭があった。 笹子峠には「唄」がある。作詞者の名も、また懐かしい。 ところでわたさんがいないぞ?と思ったら、あんなところに。(笑) そのまま走って行っちゃうし… おっ、戻ってきたらしい。(笑) みんな揃ったところで隧道をあとにする。 ![]() ![]() ![]() 中央道の下を潜り、R20に下りる。このとき、わたさんとツバキッキさんが何か話しこんでいた。 なんだろうと思いつつ、次の休憩地点「御坂路さくら公園」へ向かう。 集合写真を撮ろうとしてさっきの謎が判明、ツバキッキさんのカメラが故障してしまったのだ。で、どうするのかというと、 「たたく」 …う、映りの悪いテレビや電波の入らないラジオならともかく、それ、「デジタルカメラ」ですよ!! 結局しばらく様子を見ることに。(~_~;) |
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公園にいる間に雨もすっかり上がって青空が覗いてきた。これなら「もしかして…」の景色も期待できそうだ。 これから走る蕪入沢上芦川林道は総延長約10kmで、最高所では標高が1500m近くにもなる。眺めもいい。 おまけに全線舗装だし道幅も広いので、普通乗用車でも難なく走れる。 しかし、一応「林道」ということで通行量は皆無に等しい。 芦川村へのアプローチ路としては“裏口”といった感じもするが、 黒野田林道同様、谷側が大きく開けているので、明るく気持ちのいい道である。 みんな、用意はいいかな?…GO!! 明るい日が差し込んできて、濡れた路面から湯気が立ち昇っている。 唐沢川を回りこんで高度を上げて行き、左カーブを抜けた途端、 |
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うおおおおお!雲が湧き上がっているっ!! それぞれのベストショットを狙う。(笑) KSRわた号“シューティングスター”/ディグリー・ツバキッキ号/kiri家・FORESTER“Bean号” たまにこんな落石があったりもする。大きさからして大したことはないもののようにも思うが、 周りの状況を見るとかなりコワかったりもする。 時刻は12時少し前。空は、朝の土砂降りの雷雨が嘘のように晴れ渡ってきた。 しかし、谷間を見下ろすとやはり怒涛のような雲海である。 緑に埋もれそうになりながらも見えているコンクリートの法面が、行く先を教えてくれる。 |
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おーっと、これはかなりの大物だ! 相変わらず湧き立つ雲を見下ろしながら、稜線を越え、しばらく走るとゲートが見えてきた。 日向坂峠、別名「どんべえ峠」である。他県ナンバーの車が3台。 ここは、共に山梨百名山のひとつである黒岳(1792.7m)と釈迦ヶ岳(1641m)の登山口でもあるのだ。 山頂を目指しているなら、今ごろはきっと素晴らしい眺望に恵まれていることだろう。 峠の、追加3台。 |
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峠を越えると道の様子ががらりと変わる。今までのアスファルト舗装から、古くひび割れたコンクリート路面に。 谷側がパッと開けると、すずらんまつり会場が小さく見える。その次に開けたところでは芦川村の集落も見える。 場所によってはガードレールもなく、山砂も崩れ落ちてきて、なかなかワイルドな趣である。 数100mほど進むと三叉路に出る。右は相変わらずのコンクリだが、左はまたさらに新しいアスファルト舗装路である。 この左の道が水ヶ沢林道。 地図によっては蕪入沢上芦川林道と混同しているものもあるが、以前はこの三叉路に木の杭があった。 実は、蕪入沢上芦川林道も県管理分と村営とに分かれていて、 山梨県の新しい林道看板にも「起点・終点」の表示がないので、どこからがどうなのかよくわからないのだ。 |
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水ヶ沢林道はごく短く、 測ったことはないが1.5kmぐらいしかないのではないか。 途中、左に「すずらん峠」という道標がある。 新富岳百景に選ばれているそうである。 ピストン林道なので小さな駐車スペースで行き止まり。 そこから新道峠への山道が続いている。 完璧に晴れたので、わたさんとツバキッキさんは 雨武装解除である。 ちなみに、この駐車スペースはかなり狭く、 車が5台も停まればいっぱいになってしまう。 転回もひと苦労だ。この日は先客が多かったので、 Bean号は手前の砂利スペースまで戻って駐車。 そして、山道もひと苦労だ。(~o~;) 道標にあった文字は、どうやら“冗談”らしい。(笑) |
250歩+αで辿り着いたところが新道峠。 芦川村と富士河口湖町との境である。 左はさっきのすずらん峠らしい。 そういえば、なにやらかぐわしい風が吹いてくる。 なんとも言い表せないが、しいて言えば緑色の風といった 感じだろうか。登ってきたPのほうから吹き上げてくる。 これはもしかすると“あの花”の…??? そして、もちろん眼下には河口湖が広がっている。 あれは河口湖大橋だろうか。 その上空は雲の塊に覆われているが、風が強い。 願いを込めて待つこと暫し、ついにその姿を現したのは、 |
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もしかしての、富士山!! 拡大するとホラ、こんなに大きく見える♪ 三脚担いで写真を撮りに来ていたご夫婦が「鳥型が△△××…」などと話していたが、 それはあのカモメみたいに見える部分のことだろうか? よく見ると、ゴルフ場だか別荘地だかの芝部分が虫食いのようだ。 そのご夫婦は「何分待ったことか!」などと話していたので、私たちは相当運がいいらしかった。 もしかしてと期待していた以上の素晴らしい眺めに満足して、待っているマシンたちの元へ戻る。 |
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さあ、正午を回ってようやくやってきたすずらんまつり会場。 駐車場はほぼ満車で露店も休憩所も大賑わいである。 大型の観光バスも次々とやってきて、 お揃いのワッペンをつけた老若男女が、 旗を持った添乗員さんのあとにぞろぞろと続いている。 警備のためか、県警と消防も出張ってきている。 そういえば、さっき新道峠を吹き抜けていたあの風と、 同じ香りがする。やはりここのすずらんだったのか! |
香りといえば、御坂路さくら公園でも「サワデーを100個ぐらい並べたみたい」とツバキッキさんが表現したほどの 甘い香りが漂っていた。あれはそばを流れる金川の岸辺に群生していたニセアカシアの花だった。 去年、櫛形山林道から分岐している南高尾山林道を南伊奈ヶ湖へ下りてきた県道108号・坪川沿いで同じ香りに包まれた。 ニセアカシアは街路樹などとしてもよく植えられているそうだが、辺り一帯が芳香で満たされるほどの「量」の花は、 やはり自然が豊かな場所へ来ないと見られないのだろう。 香りに誘われ、群生地への遊歩道を辿る。(05年・mau/04年・30) |
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すずらんの群生地はシラカバ林の足元だ。 近づいてそっと見てほしい。葉の陰にひっそりと小さく、可憐な花が咲いている。 朝の雨の中で白と黒の広大な雲海を見た。白と青の富士山も迫力だった。今度は白と緑の世界である。 ここのすずらんは貴重種のニホンスズラン。全国でも有数の群生地らしい。 (写真をクリックで大きなサイズに♪) |
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激写! さらに激写!! (笑) シラカバ林の中を、一周360m(だったかな?)ほどの 遊歩道が巡っている。支線・枝道アリ。 登山道にも繋がっている でも、柵の中には入らないこと。もちろん「犬禁」。 イノシシ避けの電線も張ってある。 イカリソウやクサボケなどの山野草も咲いているので、 採ったり踏んだりしないで愛でるだけにしたい。 散策のあとはすずらんトイレ。冬の間は冬季閉鎖される。 閉鎖と解除のお知らせは山梨県HPにちゃんと出る。 トイレもキレイなら、トイレの上空もまたきれいなのである♪ |
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さて、本日のランチである♪おおみやのおむすびの出番だ。 露店では焼きそば、豚汁、フランクフルトは言うに及ばず、山里らしいきのこ汁や山菜そばなども売られていたが、 わたさんがみそおでんを買ってきてくれた!!\(^o^)/ みんなでありがたくいただく。うま〜〜〜いッ!o(*^▽^*)o なんでも最後の4本だったらしい。残り物には福がありあまっていたのか!?あ、ティッシュはうちのだからネ。 |
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満腹で見上げた向かいの山腹に、水ヶ沢林道が見えた。 あの向こうに雄大な富士があるのだ。 祭り会場を出ると外は大変なことになっていた! すずらん目指してやってきた車が渋滞の列を成していたのだ。 普段は犬1匹通らないような静かな山里が大騒ぎである。 この部分の道路も蕪入沢上芦川林道なのだが、 ここが県の管轄なのか村なのかはわからない。 しばらく下るとガードマンがいて、左折を指示している。 直進すると道が狭くなるので一方通行にしているのだ。 左折すると鬱蒼とした林の中を通る道になるが、 これは村営分のようだ。 林道は36号・八代芦川三珠線にぶつかるところで終わる。 |
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