魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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安倍峠・山伏峠

【2006年10月28日】(30ソロ・ドライブ)
相模湖I.C〜甲府南I.C〜R358〜R140〜4号・市川大門鰍沢線〜富士橋〜R52〜(大城入口交差点)〜県道808号・大城小田船原線〜豊岡梅ヶ島林道〜安倍峠〜県道29号・梅ヶ島温泉昭和線(梅ヶ島街道)〜県道27号・井川湖御幸線〜大日峠〜勘行峰林道井川雨畑林道〜県道810号・雨畑大島線〜県道37号・南アルプス公園線〜(早川橋交差点)〜県道410号・栗原飯富線〜R52号〜富士橋〜4号・市川大門鰍沢線〜金川曽根広域農道〜(29号・甲府玉穂中道線、県道308号・鶯宿中道線)〜34号・中道塩山線〜R20〜勝沼I.C〜相模湖I.C

 ※ 04.08.25 山梨〜静岡へ とっても長い「井川雨畑林道」



右上に牧草地???と思っていると、きれいな植え込みのあるゲートが現れた。
リバウェルIKAWAスキー場だ。HPには海抜1400mとある。
その入口前に木でできた楽しい林道看板があった。勘行峰(かんぎょうみね)の起点だ。
ちょっと難しい名前のときは読み仮名を振ってくれると訪れた子供たちにもすぐわかっていいのではないだろうか。
少し離れた草の中に、打ち捨てられたようになっているコイツが哀れだ。
着手が昭和45年度であると、重要なことが書かれているのに。
大日峠からここまでの道が広く舗装されていたのはこのスキー場があるからなのか。
スキー場は12月下旬から3月上旬の営業のようで、そこからさらに奥へ入る林道の規制はこうなっている




しかしこの林道、カーナビどころか手持ちの地図にも載っていない。舗装化はここ数年のことなのだろうか。
幅員が太っ腹に4mもある全線完全舗装の、素晴らしく爽快な高原観光道路だ。
常に西側が開けていて、晴れていれば明るい陽射しが降り注ぎ、対面には南アルプス以南の山々を望むことができる。





井川湖のすぐ右の山は大無間山(2329m)だ。




同じような写真ばかりだが、本当に同じように、どこも写真を撮りたくなるような美しい景色ばかりなのだ。
幅員4m+ガードレールのない路肩+駐車スペースまで作ってあるし、ベンチや東屋も点在しているし、
この右側は県民の森として整備されていてキャンプ場や各種野外施設もあるのだ。
この日も多くの県外ナンバー車や観光バスから、リュックサックを背負った人たちが降り立っていた。
しかし、やっぱり出るらしい。




勘行峰線といえば、途中においしい水があった。そろそろじゃないかと思いつつ行くと、健在だった。
前回は確か「おいしい水」と書かれた立て札か何かがあって、それで飲んでみたのだと思うが、この日はなかった。




なんとなく樹相が変わってきたなと思うと道の左に大きな広場が現れた。
奥に見えている山は、あれは山伏峠に続く峰ではないか!?





ひとりでずいぶん奥地まで来てしまった…。



    

下りにかかると、前回「百畳峠」と書かれてあった空地がきれいに整備されて柵が設けられていた。
さらに、少し落石の多い北側の斜面に回りこんで下って行くと、







山伏(やんぶし)峠が見えた。
下に見える道を辿って、あそこまで登りつめる。




で、とりあえず下る。この下りがまた短くてかなりの傾斜だ。
ようやく井川雨畑線との合流地点に着いた。勘行峰線の終点である。
深い谷を隔てた対面には山伏峠。あの、大きく崩れている箇所の左車道の山伏峠だ。
本当の峠はさらに徒歩で登ったところにある。





このとき、ものすごく鮮やかな紫色の花が咲いていることに気づいた。
あざみの仲間だろうか。
赤や黄色の紅葉ばかりを見上げていたけれど、足元にもこんな色彩があったのだ。




峠付近はもう紅葉は終わっているが、中腹はまだまだこんなにきれいだ♪
などと景色を楽しんでいたら、





うわっ!なんだありゃ!?

峠のすぐ西側の崖下も工事中らしい…と思ったら、その真下を通るんだった!!





長く通行止めが続いていたのはこのせいだったのかもしれない。
山伏峠と東の安倍峠の間には、日本三大崩れのひとつ、「大谷崩」がある。今でも崩れ続けているという。
なるほど、このあたりの山は崩れやすいのかもしれない。




工事が行われている斜面の上の舗装路をぐんぐん登って行くと、最後のカーブでは目の前に山伏峠が!
傷だらけのガードレールの切れ目から下を覗くと、さっきこちらを眺めていた道が向かいの山腹に細く走っている
14:03、ついに到着した。
2013.7m、山梨百名山のひとつ、「山伏」。
途中、様々な素晴らしい景色に目を奪われて思わず車を停めることが何度あったろう。
90kmを3時間半かけたことになるが、あっという間だった気分だ。



峠のV字前はかなり広くなっている。
登山者用駐車場のようだ。
04年に来たときは静岡側から
自転車のチームが登ってきていて驚いたものである。
車でもエンジンが唸りを上げるというのに。

峠への登山道入口の草むらに、
忘れられたように立っていた杭
「林道井川雨畑線開設記念」と読めるが、
他には何の記載もなかった。
(というか、ほとんど朽ちていた)




静岡と山梨、それぞれの林道看板がV字地点にあった。





さあ、井川雨畑線、いきなり山梨側のハイライトである!

遠くへ連なる山塊の質量。雲海から湧き立つ雲これから下って行く道の深い谷底まで細く繋がって行く様子など、
この林道でしか見られないダイナミックな景観だ。





峠のこちら側は北西側に空が開けている。植生も少し違っている。




右側法面がかなり念入りに新しく固められている場所を通った。その先が左ヘアピンになっていたが、
向こうに通行止めのゲートがあるのが見えたので停まってみた。
どうやら山腹を向こう側へ回りこんでいるようなので、こちらへ道を付け替えたのだろう。
しばらく来ないと林道はずいぶんと姿を変えてしまったりするものだ。
見上げると、尾根の近くで葉を落とした灰色の木々と、まだ紅葉最中のカラマツがくっきりと分かれていた。



















全く、文句の付けようのない色彩である。
午前中に通った豊岡梅ヶ島線も、晴れていたらばこんな紅葉が見られたのかもしれない。



 おっと、ダートだ。



わわっ、霧に倒木。 



 舗装工事真っ最中。



この先  段差あり
って、コレ、ジャンプ台だろ〜〜〜!!\(~o~;)/





終わったかな?




いやいや、深さ不明。(笑)
うわ、あんなところから降りてきた!?日が当たっていれば紅葉きれいだったかも。でも、見ているヒマないかも。(^_^;)





おお、なんだこの生き物チックな機械は!?
かわいいぞ。





そっ、その切り株は、落とすかどけるかしてください。(-_-;)





あー、なんだかこういう道がすごくフツーに感じられる…。




ここの谷はものすごく深い。だから日が翳るのも早い。
谷の一番奥は西斜面と東斜面に挟まれるのだが、昼前後には全ての紅葉が照り映える瞬間があるのだろうか。





あの高さから降りてきたわけだが、走った距離数に比べて緯度経度的にはあまり進んでいない。




この橋が谷最奥部の「渡れない橋」だ。こんなところに架かっている。
今は隣に新しい道が作られて廃橋になっている。(04年8月撮影)

谷間の道を(といっても雨畑川ははるか下の谷底を流れているが)淡々と下って行くとやがてゲートが現れる。
基本的に通行止めのためのゲートだが、この日は「解除中」シールが貼ってあった

だいぶ流れが近くなってきて、橋の上から見下ろすとこんな景色が見えたりもする。
ところでこのあたりはラフロードで、や、幅の狭い箇所もあったりするのでスピードに注意だ。
そして新しい(平成10年完成)幅が5mもある立派な稲又トンネルを潜ると、集落が現れる。





そして15:24、ついに井川雨畑線の起点に辿り着いた!
いや〜〜〜、長い旅だった…。

この林道看板がある場所のすぐ隣に建設会社があって、そこの車庫に、なんと
ウニモグが停まっていたのだっ!!
カンド〜♪(*`▽´*)





そのすぐ下には「見神の滝」とトイレ、それに
井川雨畑林道交通情報がある。

さらに下るとまた集落が現れ、
「硯」(すずり)の看板が多く見られる。

 

特徴的なのはこの家




雨畑湖を通り過ぎ、ヴィラ雨畑前の馬場隧道を潜り、37号・南アルプス公園線へ出るT字路まで来た。

正直、ここが井川雨畑線の始まりという気がして仕方がない。それほどに、長い長い林道なのだ。
しかし、山伏峠を越えた静岡側は、途中で勘行峰線に入ってしまっているので、完走しきったことがまだない。
またいつかきっとこの林道を訪れて、井川湖のほとりに立ってみたいと思いを新たにした秋の一日だった。





早川橋からの眺め。