魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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TRあたっく隊

富士見ベースキャンプ宴会

【09.08.13~15】

TRあたっく隊「八ヶ岳東麓・富士見~伊那林道ツーリング」が開催された。
ベースキャンプは長野県富士見町某所。
私はVitzでメシ係として参加させてもらうことになった。
水場&トイレは200mぐらい先で車で行くほど。照明なし。温泉・スーパー等は近くにあり(やっぱり車で)。
つまりはほぼ野宿に近いということ。
みなさんトランポなので、私もVitz・叔父号で行く。ウレシハズカシ車中泊初体験というやつ。
専用装備は何もないが、屈強なメンバーが一緒なので心配はないと思われる。
相模原の生活が片付いたとき家財を放棄してしまったので、アウトドアグッズも何もない。
で、伊勢佐木町のダイソーで一通り揃えてきた。
一応、キャンプの経験はあるし、川原のBBQでアウトドアの良さも不便さも心得てはいるつもりだ。
これだけあればなんとかなるだろうと思える装備で勇躍、富士見に向かった。


 

地震で東名が通行止めになっているから中央道が混む。いつも混むのにさらに混む。
ということは相模湖あたりのR20は渋滞だろうと考え、
津久井街道も避けて高田橋を渡って愛川から道志みちへ出ようとした。
ところがそれが裏目に出て(?)なぜかところどころで小さな渋滞に巻き込まれ、
宮ヶ瀬湖畔の鳥居原園地まで2時間かかってしまった。
道志みちも結構な交通量で、道の駅の手前から右へ山越えで都留へ出た。そこまででまた1時間半。




大月橋からR20へ出たら拍子抜けするほど空いていた。
しかし、やっぱりサンデードライバーが混じっていて、なかなかスピードに乗らない。
甲府盆地が混んでいなくて助かったが、都留から竜王まで1時間。



(マウスオンで写真がチェンジ!)
右手にようやく八ヶ岳が大きくなってきて韮崎市に突入。


(マウスオンで写真がチェンジ!)
ここまで来たのでようやく安心して、七里岩の見えるコンビニでひと休みした。
時刻は13時半を大きく回っている。
2輪の方々にメールをしてみると、ベースキャンプ帰投は16時過ぎだという。
予定では先にキャンプ地を確認してから駅近くのスーパーへ行って買い物をしようと考えていたが、
どうもこの分では間に合いそうにない。
隣の車は水戸ナンバー。お盆の季節なんだなと思う。




以前来た時は「村の駅」だった。合併しちゃったから。




やったー富士見町だー!横浜から下道で約6時間。ずいぶんのんびり来たもんだ。
地元のお買い物っぽい動きをしている乗用車について行って首尾よく西友富士見町店に到着。
地場産のキュウリにナス、青ネギや大葉・ショウガ・ミョウガといった薬味たち、
カツオ刺身用さく、鶏肉、ボイルホタテ、宴会用ビールにロックアイス、
明日の朝食用のうどんなどを買い込み、現地に向かう。


 

場所をちょっと探した。4台のトランポたち。仲間はずれのVitzが小さく見える。
ちなみにここはだだっ広い空き地みたいなところで、
水場&トイレは横の階段を上った上の、坂道を登りきったところにある。
直線距離200mぐらいだろうか。車だと迂回することになるのでもっと距離が増える。
ちなみに夜間の灯りは、無い。


 

17時頃、みなさんが山から戻ってきた。さっそく宴会場設営。
1月の江ノ島ツー以来の再会、んまといさんが優しく声をかけてくれました。(*^_^*)
考えたらkabuさんも2年ぶり、第1回湯島ツー以来でした。
19時以降は近所の温泉「ゆ~とろん水神の湯」が700円→500円に割引になるので、その前に、
今度は隣にしまむらや書店・CDショップなどもある大きな「Aコープ」へ行ってみる。
すると、なんと弁当・寿司・各種お総菜・刺身がほぼ全品半額!!
誰がそんなに食うんじゃ?と思うくらいに買いまくる。
しかし、ほぼ食い尽くしてしまったんだから、林道猛者たちは大したものである。



(13日終了/これより14日)



 

朝。とりあえず宴会場は片付けて、人や野生動物に持って行かれそうなものは車にしまう。


 
(マウスオンでエサ!)
あのバナナはシカのエサらしい。(出るそうだ)


 
(マウスオンで松ボックリでかい!)
妙にロングサイズな松ボックリを見つけて驚く。ミラーの新しい使い方にも驚く。



(マウスオンでたぬき!)
「TRあたっく隊」の隊長:TRACさん。出発前の緊張感が男のカッコよさを醸し出す。



(マウスオンでもう1枚!)
全員整列。



(マウスオンで青空)
行ってしまった。



(マウスオンで出発!)
残されたVitz。じゃあこちらも出かけるか。


 
(マウスオンで右写真がチェンジ!)
まずは諏訪方面へ向かう。あれはビーナちゃんの元々のモデルなのかもしれないが、
道路標識に女体って、いいのか!?(笑)
記憶を頼りに青柳あたり、左に入る道はわかりやすかった。
前回は下ってきた道だが、何度も降りて写真を撮ったりしてあたりを見回していたのでよく憶えていた。



(マウスオンで林道の中)
長野県茅野市、金沢林道。
生きて再びとは大げさかもしれないが、車を失くしてまた再び、この地を訪れることができようとは、
あまり思ってはいなかったのが本当のところだ。

以前の記憶から、金沢線は大した荒れ様ではないと思っていたが、
やはりVitzとFORESTERでは走りが雲泥の差だった。

こんなところにVitzを連れてくる方が間違いだと、いたく思った。
ギシギシと揺れるVitzにごめんねと謝りながら、ゆっくりと山道を上って行った。




展望台まで来た。残念、八ヶ岳連峰は雲の中だ。
天気は悪くないのだけれど、都会よりも面積の広い空の大半が雲で覆われている。


 

車は「大きさ」というものがあるので、大体停める場所というのが決まってくる。
私の停まりたい場所の傾向なのかもしれないが、レポを見返してみると同じようなところで停まっている。
でも進行方向は逆なんだけどね。
その頃、ひと足先に山へ向かった林道猛者たちは…



(マウスオンで写真がチェンジ!)
TRAC隊長の1枚。




かなりの高所のようだ。私の頭上にある雲だろうか?


 
(マウスオンで写真がチェンジ!)
ああいう前がポッカリと開けた風景って好きだな。



(マウスオンで拡大!)
見えたのはこれ。このあと雲は晴れてくるのだろうか?



(マウスオンで写真がチェンジ!)
いい感じの橋だ。




来た道と、マウスオンで行く道。




そして金沢峠。
右は猿ヶ入線で千代田湖を経てR152杖突峠の方へ出られる。
地図を見ると、金沢林道は左らしい。




左の道は、なんだかさらに山へ分け入っていくような暗さがあった。
本当にいいのだろうかと不安に思いながら、
「なぁに、違ったら戻ればいいんだから!」
と前に進む。




いい道だ…と、ため息をつきたくなる。でも、よく見りゃ横断溝とまだ新しそうなグレーチング。
そう、この、道を横切る溝のことをなんていうのか知らなくて、やまふじさんに教わったんだった。
みなさんからいただいた知識が小出しに、ネタになる。


 
(マウスオンで右写真がチェンジ!)
突然開けた場所へ出た。「千軒平」という立て札と付近の略図があった。



(クリックで大きな写真に♪)
どうも足元がぬかっていると思ったら、湿原地帯らしい。



(マウスオンで左に町道!)
芝平峠に出た。


 

すぐ右に道標が立っている。
私はR20の青柳から金沢林道に入ってここまで来た。そして十字路を左折して入笠牧場方面へ向かおうとしている。
右は確かに千代田湖方面だ。この交差する道路は舗装されている。
直進はダートで、手持ちの地図では先で県道211号・芝平高遠線につながっている。


 
(マウスオンで左写真部分拡大♪)
交差する道路はよく見れば舗装路で、町道入笠線というらしい。
ちょうどパトロールのステッカーを張ったCR-Vか何かが、右から左へと通過して行った。



(マウスオンでキノコ!)
岩の形が面白くて停まってみた。足を踏み下ろしたところに淡いエンジ色のキノコらしいものが。
山の中なのにクローバーとか、都会にも生えているオオバコとか、植生がよくわからない。
写真を撮っていたら来た方の道からオフ車が走ってきた。カーブを曲がった瞬間にパッと視線が合った。
車種は、私にはよくわからなかったけれど、みんなが乗っているような大きさのオフ車だった。
静かな排気音で通過して緑の中に消えていった。
私もそのうちあんなふうに木々の中を走れるようになるのだろうか、と思いながら見送った。



(マウスオンで写真撮影中)
何コレ???道路に鉄パイプが嵌まっている???たぶん初めて見る。


 

え?え?え?ここからモー!牧場なの?いきなり目の前に牛が現れたりするの?
1.5車線幅しかないのにのんびり写真を撮っていたら前から地元の作業車っぽい車が来てしまったので、
うっかり慌てて通過したらすごい音がした。(-_-;)


 




あ、牧場だ。風景が違う。
相模原も田舎で牛はいたが、こんなとりとめもない広大さは無かった…。

今思えば、このあたりから感じ始めていたのかもしれない。
自分が今まで知っていた林道などの世界は、ものすごく狭く、小さいのではないかと。
その狭隘な知識で、生意気にもみなさんと渡り合おうとしていたのではないかと。
自称:「林道好き」が、聞いて呆れると思った。

ここまで思ったのはレポを書いている今であって、実際にこの場所に立った時にはそんなことは全く考えず、
ただただ初めての景色に目をみはっていただけだった。



(マウスオンで足元拡大)
牧草の広がりから足元に目を転じると、乾燥牛糞。半生とかでなくて本当によかった。
キョーのレツなんだ、コレ。(^_^;)
よく見るとまだまだ草っぽい。食物繊維って感じだ。なのになぜあれほど香る?



(マウスオン!)
狭い牧場の中の道をクネクネと進んで行くと、
右手にキャンプ場施設のようなものが見え、正面に素朴なゲートがあった。




もしかしてこれが、長年走ってみたいと胸の中で思い続けてきた「黒河内林道」のあの牧場ゲート…!?
「牧場のゲートを開閉するロング・ラフ」
「信州で北海道気分。直線道が長いダート 牧場ゲートあり、開けたら必ず閉める」
と、ツバキッキさんも持っている「ゼンリン A4ロードウェイ 23 関東道路地図」に紹介されている、
あの林道なのか…。
長年「来たい、来たい」と思い続けてきた等高線の混み入った山の中の道だけに、
こんなふうにVitzで目の前にまで来てしまったことが俄かには信じられない思いだった。




あっさり通過。




北海道にもフキがたくさん生えて、黄色い花を咲かせているのだろうか。



(マウスオン!)
ふたつ目のゲートを通過した。
重い閂をスライドさせていたら、門の向こうから歩いてきたトレッキングスタイルの男の人が
「開けましょうか」と、手伝ってくれた。
Vitzを通して降りて振り向くと、もう門を閉めてくれているところだった。
お礼を言って、この先にもまだ門はあるのか聞いてみると、これで終わりだけれど、
あと10kmぐらいはこんな道だし、バイクが飛ばしてくるから気をつけて行ってねと教えてくれた。
日に焼けた笑顔がステキな、オジサンと言うのはまだ申しわけない年の頃の人だった。
それにしても「閂(かんぬき)」って字は全くそのまんまだな。


 

くっきりとしたわかりやすい登山道。長谷村までは14km。


 

牛には会えなかったがカモシカは森の奥からこちらを眺めているかもしれない。



(マウスオンで部分拡大!)
さすがに名の売れた林道だけあって通行量も多く、かなり整備されている。
こんな街乗り車でも走りにくいところが全くない。
PAJEROやランクルなんて大げさじゃね?と言いたくなるくらいにきれいに片付いている。
観光道路かもしれない。
なだらかな坂を下っていくと…
































あ?

















なんで会っちゃうんだろ?(笑)




出発時刻も違うしあれから2時間もたっている。別ルートといえば…???(^o^;)




じゃ、またね~♪って感じで走り出していく人たち。
広い長野県、2000m級の山に囲まれた緑と山砂の地で、車とバイクが出会って別れる。




ああ、ここが、夕べTRACさんが話してくれた南アルプス林道のゲートか。
一般車は入れない北沢峠への道。
山梨側からは、丸山林道終点の奈良田から広河原まで、入ったことがある。
あの時見上げた雪峰を越えた先がここだったのか。

またひとつ、地図上の道がつながった。

※ 2004年7月4日「南アルプス公園線」リベンジ成功!!
※ 2004年10月30日「南アルプス公園線・白鳳渓谷の紅葉」


 

民家が見え出し、山を下りてきた感じがする。
以前、静岡から天竜スーパー林道を北上した時に到達できなかった美和湖を目指す。



(マウスオンで写真がチェンジ!)
山を下りると晴れてきた。R152に出ると非日常的な地名が目に飛び込んでくる。
「高遠」というのに弱い。横溝正史の「三つ首塔」、高遠兄弟を連想して仕方がない。
古谷一行のテレビシリーズだったか、藤岡弘が出ていたような気がする。
めいっぱいアダルトな内容だったが、当時まだ小学5、6年だった私は既に原作の文庫を読んでいた。
結局筋も何も解らず、ただ文字を追っていただけだったな。
大河ドラマで高遠城主を名高達郎が演じていたような記憶もある。あれ?他の人だったかな。
どうも、あのへんの苦み走ったワイルドなオッサンたちが好きだった時期があったようだ。(笑)


 

R152が湖の東岸を走る。見え隠れする明るい青緑の湖面。気になりながら走っていくと道の駅に着いた。
ウマそうなパンを売っているとわたさんたちから聞いたので、
それでお昼にしようかと思ってもみたが、人気店らしく長蛇の列。
家族用のおみやげを買って地場野菜コーナーへ行くと、あったあった♪マジでウマそうな野菜が!
長ネギ・ナス・ズッキーニ・甘とうがらしをGET。いずれも晩餐用。
嬉しくなって林道中のみなさんにメールすると、

TRAC隊長「ヤッター\(^^)/


 
(マウスオンでみわっこ!)
このへんにダムがあるはずだけれど…と思いつつ走っていくと、気になるPを発見!!
すぐ先でターンしようとしたら、床屋さんもこんな名前だった。
この調子で「ラーメンみわ」とか「お食事処みわ」、「みわ洋品店」とか、
「みわ医院」、「スナックみわ」、「カラオケみわ」、「BERみわ」なんてのもありそうで可笑しい!(^o^;)
知り合いの長距離ドライバーが「女体」とか「朝立」という地名看板をGETしていたが、それを当てはめると…


 

ついにこの場所にやってきた。
2005年の初夏にしらびそ峠を目指したとき、足をのばせればと思っていながら果たせず、
そのままになっていた場所だ。
とうとうここまで来た。




国土交通省のダム管理支所もあった。乗用車から降りた都会風の若い男の人が2人、入って行った。
何だろう、役所の人なのか?と、その時は大して気にもしなかったが、あとでわたさんから
「なんでダムカードもらってこなかったの!!役所だから平日しかやってないんだよ!」
と言われてプチショック。




堰堤の上を歩いてみる。



(マウスオンで注意!)
おっとその前に注意書きを読まないと!
(笑・この日は暑くて熱くて金属製の手すりになんか触れなかった)
結局、暑くて半分も行かずに引き返して来てしまった。
ダム下流の眺めは驚くほど平凡な田舎の農村地帯といった風情だった。
いや、実際に田舎の農村地帯なのだろう。
昭和33年3月にダムができるその前のこの地は、今よりどれほど静かだったろうか。
それでも都会から来れば、今でも静かな山間の地にしか思えないのだが。








地図を広げると山梨の西に同じ色の地域が広がる。東名も中央道も避けて通った日本の天嶮。
そこにできた不自然な裂け目のような光る緑色。

美和湖を後にして高遠へ向かう。確か和風な町並みがあったはずだ。


 

町の中へ分け入っていないので、高遠という町の、高遠らしいところをまるで知らない。
黒々とした甍と白壁の主張に気付いた。そのコントラストが一層印象を強くしているのだ。




そのことに思い至りながらも素通りをしてしまう旅行者の失礼を申しわけなく思う。
幹線道路で通過する町はあっけなく、R361箕輪方面に入り込んでしまい、Uターンしてくる。
ちなみに、町で見かけた車は松本ナンバー。

高遠を出てR125を北上しようかと思ったらメールが来た。停まって見ると…




Hero「ローメン。名物らしい。」(↑の写真付き)

なんだか見たことのないルックスの麺物である。後日TRAC隊長からもらった写真のそれはキクラゲか?
グラスが伊那市の花「桜」柄なのが高ポイント!

うーん、しかしみんなあの勢いで伊那まで行ってしまったのか…とこの時は思った。
あとで、白山トンネルを出た先のすぐ左側の店にいたのだと聞かされた。たぶん鼻先を通過している。
高遠町は長谷村と共に伊那市と合併したので、今は高遠も伊那なのだそうだ。
ローメンの写真を見た瞬間に、みなさんがもう遠くへ行ってしまったのかとさびしく感じてしまったものだが。

さて、かねてより走りたいと思っていた道はもう1本、「町道中央高嶺線」。
だが朝方、TRAC隊長に「ヌタヌタだよ」と止められた。
じゃ、芝平高嶺線にしようかとも思ったけれどまた芝平峠に戻ってしまうし、面倒になってそのままR152を北上する。



(マウスオンでライダーたち!)
夏の信州らしい景色に出会った!拡大版でどうぞ!!



(マウスオンで稲穂たち!)
自然にある全てのものの色が濃い。はっきりと濃密な存在感がある。




Vitzも都会とは違うたたずまいだッ!!\(^o^;)/




(マウスオンで一人旅ライダー!)
彼なんかも、実に夏らしい風景になりきっている。





つづく…





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