魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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 志賀草津高原ルート ~-8℃、吹雪の回廊~
&秩父のしだれ桜

【10年4月24日】
R299~秩父:羊山公園~R140~R254~ららん藤岡(集合)~かない亭~志賀草津高原道路~渋峠~愛妻の丘~鬼押ハイウェー~ハイランド~54号~二度上峠~R406(セブンイレブン高崎倉渕三ノ倉店で解散)~高崎I.C~川越I.C~R16

 
志賀草津高原ルート。天空の回廊とも言われる、国道日本最高所「渋峠」への道。
一部に、黒部立山アルペンルートのような雪壁の間を通る箇所があって、毎年その時期になるとニュースに出る。
車では行っている。
 ※ 2006年5月1日「志賀草津・雪の回廊~鬼無里のおやき」 雪の回廊編鬼無里のおやき編復路も雪山編

でもバイクではまだ行ったことがない。なんといっても遠いし、道もよく知らないし。
そこで今回はマジェスティ09さんのYahoo!ブログ系の集いに参加させていただいた。
集合はららん藤岡8:30。横浜からなら、普通に考えれば、
[ 第3京浜→環8→関越:練馬I.C→藤岡I.C]だろう。
けれど、私の場合は、[第3京浜→環8→R254]もしくは、[R16→R254]
…これは、普通は考えつかないだろう。
ところで、気になっている場所があった。
羊山公園の枝垂れ桜。3日前に通りすがりに一瞬見た枝垂れ桜並木の見事さが忘れられない。
どうしても見たいと思った。でも、日を置いては散ってしまう。
なら、ダーさんのように遠出の前にチョコット寄り道作戦で…と。
無謀かと思いつつ、行って行けないこともないだろうと超早起きして出かけた。



R16小谷田交差点左折、R299に入って最初の、いつも目標にしているサンクス。
もう何度も来ているけれど、霧に覆われているこんな様子は初めて。
絶対寒いと思っていた吾野越え。予想通りの寒さで路面凍結が心配されるくらいだった。しかも、霧が結構出ている。
このサンクスから滝不動尊のあたりまでと、正丸TNから秩父市街地がひどかった。




道の駅あしがくぼ到着。ここは見通しいいほう。




あの白いプツプツは「塩カル」…!?ただでさえ横浜市内じゃ見かけないのに、5月だというのに!?




上野町のサンクス手前の三叉路を一通左へ入る。R140の市役所の角に出るので左折。
信号をひとつ通過、左側の「すき家」の手前の路地へ左折で入る。
狭い道を気にせず進んで、右へグッと上ったと思うと左ヘアピン。
上り切ると左右道の広がった大きな交差点。
左へ2本あるうちの手前の道を急角度に上ると秩父市街地を見下ろす展望ポイントでピストン。
奥の左は行ったことはないけれど右手に湖を見てR299坂氷交差点へ出るようだ。
この日は右へ進み、現われた二股を左へ行った。
もうここまで入り込むと羊山公園の内部なので、どちらへ行ってもぐるりと回って同じ所へ戻るだけ。



(マウスオンで写真がチェンジ)
時間に追われるようにして駆け上った緑の上に、桜が煙っていた。




早朝といっても6時を過ぎているけれど、これは何なのだろう?「朝靄(あさもや)」というやつ???
羊山公園はまるで雲の上に浮いている島のようだった。
シールドの中が曇っているのかと思ったら、外側に細かい水滴が付いているのだった。
横浜ではまず見ることの無い自然現象。だからこういうのが珍しくて仕方ない。

…「朝もや」といえば、天地真理の「恋する夏の日」でしょう!
「あなたを待つのテニスコート 木立の中残る 白い朝もや」
と歌われるヤツ!(笑)





ここの木立の中は、早起きな地元の方々がジャージで闊歩しているので、あまりロマンチックな雰囲気は、無い




この写真にも「足」が見事に写っている。(待ったけど、ずっといるので… (^o^;)




警備員さんもあちこちに。



(マウスオンで写真がチェンジ)


(マウスオンで写真がチェンジ)
横浜では珍しい朝霧の意外な重さ。吹いても払ってもびくともしない霧の中に立ち並ぶ枝先が、
ぼうっと刷毛で刷いたように色が掠れて空になる。
天に向かって誇るように咲く普通の桜と違い、この枝先を地に向ける色濃い桜の可憐さはどうだ…。




美しい枝垂れ桜の中をさまよううちに朝日が高く昇って来た。そろそろ藤岡に向かわないと。
R254か、それともR462だったか…?たしか、R254で行ったと思う。
バイクだと、地図を見るためにはいちいち停まって、下りて、後ろの箱を開けて、地図を出さなければならない。
それが面倒でもあったけれど、走っていく先々で矢印や地名の入った看板や標識がいくつもあって、
その通りに進んで行ったらば藤岡の町に入ることができた。
小林のエネオス中野石油店で給油。ららんはこの先いくつ目の信号を…と教えてもらった。


 

ららん藤岡着8:00。誰もいなくてどうしようかと思ってしまった。
あまりに遠方過ぎると逆に余裕を持って出てくるので早く着いてしまうの典型。
「限定」ではないそうだけれど、今日は集まった全員がビッグスクーターだった。私を除いて…。
朝礼のあと出発。空は青く晴れ渡り、汗ばむほどのポカポカ陽気。
誰もこのあと、あれほどの極寒に見舞われるとは思っていなかった…。




上に上がってしまうとお店がないということで、ちょっと早いけれどランチタイム。



(マウスオンで写真がチェンジ)
神棚、額、水槽、大理石風カウンター、戸棚、オレンジ色のランプシェード、ロッテアイス、住宅用洗面化粧台、
信楽タヌキにアルバイト募集の張り紙、ガラスの灰皿…半分ずつ和風と洋風みたいな素敵な店内。



(マウスオンで写真がチェンジ)
そして実は、焼肉屋さんらしい。
通されたのはテーブル席というよりボックス席。ソファや壁紙、カーテン等、妙に内装の気になるお店である。




カルビラーメンの注文が多かったので私も一緒に



(マウスオンで写真がチェンジ)



絶景だが寒い!!吹き付けてくる風の冷たさが身を切るようだ。
ふと横を見ると、隣に停まっている車の下に「つらら」が垂れ下がって、しかも育ちつつあった。
この時点で既に零下だったのかもしれない。



(マウスオンで写真がチェンジ)
上から下りてきたライダーさんに聞いたところ、渋峠の先は路面シャーベット状態らしい。
「行ける所まで行って引き返しましょう!」
というマジェスティ09さんの判断で走り出したはものの、強風で雲が流れて刻々と天気が変わる。
というか、どんどん悪化してきているような…。ちょうど雨雲が流れてきたところに行き合ってしまったのだろうか。



(マウスオンで写真がチェンジ)
ここでマジェスティ09さんのマシンにビデオカメラが装着される。




すごい白と青。






草津白根レストハウスで停まった時はどんよりと曇り。
粉雪が降ってきた。と思ううちにサーッと晴れて雪焼けしそうな日差しが照りつける。
でもとにかく風が強くて冷たくてじっと立っていられない。トイレに入ったレストハウスから出たくない。
寒くて冬の蠅のように動きが鈍る。

この晴天下の雪景色にずっと違和感があった。何かが違うような気がしていた。
それは、見慣れない雪原の写真だからとか、あまり来ない地域だからだろうと思っていた。
行った日から2年半近く経った今、ようやく気付いた。路面が濡れていない。
だいたい、雪のあるところでは解け出した水で道路はビチャビチャ(なはず)。だからスキー帰りの車=泥だらけですぐわかる。
山梨あたりでも(横浜には解け残る雪は無いし、だいいち降らないので)、北斜面の山襞の奥のあたりとかは
日も当たらず気温も低いので、こんな乾いたところもあったかもしれない。
これはつまり、普段の生活環境からは想像できないほどに気温が低いということ…。




(マウスオンで写真がチェンジ)
レストハウスから出発してしばらく走ると粉雪が降り出し、風も強くなってきた。
黒いアスファルト路面の上を白い粉雪が渦を巻いてのたうっている。生き物のように這いまわっている。
凍結路を恐れて慎重に走っていたけれど、左右が開けた尾根の部分に出た時、左から吹いてきた横風に煽られて
ちょうど対向車線に迫っていた4輪車に接触しそうになった。
伊豆スカイラインや第三京浜等でも経験していたけれど、この流される瞬間はとても恐ろしい。
あの対向車の人もヒヤッとしたに違いない。
2輪のくせにセンターライン寄りを走るほうが得意だけれど、それからは少し左に寄るようにした。
国道最高地点は駐車車両が多くて停まれず、手もかじかんでそろそろ限界かと思いかけたあたりで、
見覚えのある渋峠のPが広々と展開した。
凍ってなさそうなところを探したけれど、何となくシャーベット状…。
オフ車じゃなかったらもっと大変なのかな?と思ったりした。
今来た道を振り返ってみる。すごい積雪、下界のポカポカ陽気はなんだったんだ…え?あれは…
えええっっ!!



(マウスオンで気温!)
なんと、気温、マイナス8度。
自分の周りに、ボタボタとした塊が落ちてくるのではなく、ものすごく細かい雪が舞っている。
今までに見たことのない形状の雪だ。服の上に積もったり、濡れたりしない。
このとき、「粉雪」というものが、本当に粉のようにサラサラとしたものだと、初めて知った。
虚空から服やバイクなど「物」の上に落ちた雪が、解けない。
しかも、風が吹くとそこからさらに吹き飛ぶ!解けてくっついたりしない!
これは驚きだった。零下という気温がこういうものだとは…。
今まで体感したいちばん低い気温は、11月の富士吉田市でマイナス6度だった。その時は雪はなかった。
このマイナス8度と粉雪は、人生初の体験だった。

※ マジェスティ09さんのブログに走行動画がUPされているのでご覧になられたし。
http://blogs.yahoo.co.jp/lanevo1231/13232208.html
見ると思い出して、寒い…。(笑)






やっぱり渋峠から先は危ないということで折り返し、さっき寄れなかった最高地点に停まる。
降り続く雪の中、眺めた景色がまたすごかった。



(マウスオンで写真がチェンジ)
厚手の雲が押し寄せたり切れたりと揉み合う下に、白根山が幻想的に見えた。



(マウスオンで写真がチェンジ)
群馬は有名どころにほんの数回しか来たことが無いので、地理が全くわからない。
はぐれないように一生懸命ついていく。




「愛妻の丘」という名所




由来。海からずいぶん離れているのに。
「セケンテー」なんて、自由奔放な感じがします。(笑)



(マウスオンで写真がチェンジ)
あれが叫び台ですネ。



(マウスオンで写真がチェンジ)
浅間山の裾が野に溶けている。
横浜では初夏と言えるような日もある大型連休間近の季節でも、ここではまだ新緑さえ見られない。
他の季節はいったいどんな色彩になるのだろう。



(マウスオンで写真がチェンジ)
舗装も線引きもされていない、広くてのびやかな駐車場。
自分が今どの辺にいるのかわからない。ただ景色は抜群にいい。
まさに群れ馬が駆け回りそうな広大な野が遥か彼方まで続いている。

※ 嬬恋村役場HP
※ 日本愛妻家協会
変換したとき「愛妻化協会」と出て、こちらのほうが必要性高いのではないかと、ちょっと思いました。(^_^;)




鬼押ハイウェーはどこもかしこも絶景…でも寒い。気温が10度を上回ることはついになかった。ここは六里ヶ原休憩所



(マウスオンで写真がチェンジ)
ハイウェイを下りてハイランドで給油、二度上峠を越えて倉渕村のセブンイレブンで解散。
みなさんにいろいろお気遣いいただいて、一日、走りきることができました。
ガータさんにもずいぶん心配していただきました。
本当にありがとうございました。




帰りはさすがに高速に乗ることにした。東京方面へ帰る3名の方々と、渋滞と闘いながら高崎I.Cを目指す。




最終的に上里S.Aでみなさんとお別れした。実に優しい方たちでした。ありがとうございました。
お見送りして、最後に出発。

東松山で降りてしまおうかと思ったけれど、地図をチェックしていなかったから迷ってもナンだしと思ってそのまま走り過ぎた。
鶴ヶ島でも降りようかと思ったけれど今日ぐらいはと思って通過した。
20:25、川越で下りてからR16の入間I.C通過まで20分だった。
あとで地図を見たらやっぱり東松山でよかったかなと思った。ビンボー人のケチな考え。(笑)

でも、とにかく寒かった。距離的にはアリだと思った。でも寒かった。

八王子から、最後の寒冷ポイント御殿峠を下って来ながら、「早く横浜に帰りたいよ~…」と思わずつぶやいてしまった。
ところが、横浜へ帰っても寒いままだった。震えが止まらない。
寒くなければ全然オッケーなツーリングコースだった。
気候温暖な横浜育ちは厳重な防寒対策を考えなければいけないと思い知らされた一日だった。

出発3:21~帰着23:18、総走行距離533.2km。
マジェスティ09さん、ガータさん、junさん、太田観光農園さん、さむじろうさん、
chibiokaさん、おんさん、しもさん、みみたろうさん、akiraさん、
おっそい走りですみませんでした。ありがとうございました。




上州のお土産。


< 総走行距離 533.2km >


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