魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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【10年8月22日】
道の駅なるさわ~道の駅朝霧高原~田貫湖~鳴沢線・軽水線・富士線~河口湖~
芦川村:沢妻亭~沢妻線・蕪入沢上芦川線~笛吹市:浅間園(白桃ソフトクリーム)~R20

今年は日曜にならなかった8月20日。「平日ヒマ人」でなくなるとはこういうことか。
夏のダイヤモンド富士@田貫湖は今日になった。
去年は原付ISO号でトボトボ走った道を、今年もYOKO号でトボトボ走る。あまり変わらないじゃん。
いつもなら道志みちか秋山村内のリニアルートを通るけれど、
いかんせん真夜中ということで、昨年同様R20を選択。
大月から都留方面に向かい、富士吉田市街地を抜けて道の駅なるさわを目指す。
R20の相模湖以西は、昼間ならどうということもない山間の国道だけれど、
この時間(草木も眠る丑三つ時)は少し鬼の気配がする。
漂っている靄が突然に白く迫り、避けるも何もなく突っ込んで、向こうへ抜ける。
…別にこんなことは夜の道路を走る上ではごく当たり前のことかもしれない。
けれど、霧の類がほとんど見られない横浜に住んでいると、こういうものも恐ろしく感じられる。
うねるカーブを曲がった先をYOKO号のライトが照らすと、
そこに漂う夜霧がフラッシュを焚いた瞬間のように浮かぶのだ。
草深い林道での顔面クモの巣アタック級の恐怖が走る。
前にも後ろにも人っ子ひとりいない闇の中をひとりきりで走っていると、
闇の端がこの世ではないところに繋がっている気がしてくる。
道を外れてそちらへ入り込んでしまったら戻ってこられない鬼の世界。
横浜を出て、街の明かりの少ないあたりでメーターの球切れに気付いた。
その手元の明かりの無さ、自分の走っている速度がはっきりとわからないことも、そんな気分をさらに深めた。
…無呼吸になっていくときの感覚に近い気がした。
自分が今何をしているのか。アクセルを開け続けている?減速している?カーブを抜けている?
走りながら眠っているような反射だけで前進しているような…。
その時、oya-Gさんのことを思い出した。
道の駅なるさわで待ち合わせをしている。今、そのために走っている。なるさわに向かっている。
私には目的がある。会える人がいる…。
鬼の気配が消えた。
生きている人の世界と繋がっていることを思い出したらば、途端に正気に戻った。
ひとりで、樹海を走らなくて済んで、よかったと思う。
上野原の先のセブンイレブンに寄って休んだ。店の照明に巨大な虫たちが集まってきていた。
仮眠中の長距離トラック。ああここには鬼なんていないんだ、と思った。


 

数軒のコンビニで休み々々、道の駅なるさわに着いた。まだ真っ暗だった。
ほどなくツバキッキさんが…と思ったらすぐ後ろにoya-Gさんが!?
シェルパに積まれた「箱」を見て、「間違いない!」と確信し、ついてこられたとのこと。(笑)
気温は15度~20度はなかったと思う。氷穴があるくらいだからこの辺りは夏でも結構寒い。
そんなことを話しているうちになんとなく山の端が明るくなってきたので走り出す。
明け始めると夜明けは一気に加速する。樹海を縫っているうちに空はすっかり明るくなってしまった。
しかし、何だこの今までにない朝霧は…。
oya-Gさん、「シカ」の文字に釘付け。(笑・わかるひとだけ!)
本当はシカトしたいのにテレビを見ても地デジカ出過ぎだし、シカたなし…。



(マウスオンで写真がチェンジ)
その名の通りの朝霧に包まれた道の駅朝霧高原。
ここまですごい朝霧に見舞われたのは夏のダイヤモンドを見に来るようになって初めてのこと…。
結局、ダイヤも富士もかけらすら拝むことはできなかった。
でも、今年もここまで来られた充実感。新しく出会った優しい人にまた会えた喜び。
新たな展開の兆す、ときめきの夜明け。
oya-Gさん、朝早くから(正確には夜中から)、ありがとうございました…。
このあと地域清掃やご家族のイベントがあるという多忙なダディを、湖畔で見送った。



(マウスオンで写真がチェンジ)
さて、次の予定まで近場を走ることにする。
富士が見えなければしょうがないということで湯之奥井之頭線はパス、
富士線の舗装工事進捗度を見に行くことにした。
日が高くなるにつれ、西のほうから青空が広がってくる。




71号線からの展望もこの通り。富士線からの眺めに期待する。



(マウスオンで写真がチェンジ)
尾花の、まだ赤い穂が好きで、ここへ来れば見られると思っていた。随所で迎えてくれて嬉しい。
鳴沢線終点&軽水線との十字交差地点まで先行して、途中で野イチゴを摘んでいるツバキッキさんを待つ。
気付くと蝉の声がしない。そういえば暑くない。
富士山麓というか、すでに中腹のこの辺りでは、もう夏は完全に終わっている。


 
(右写真、マウスオンでチェンジ)
この場所へ来ると、少ない花に蝶たちが群がっている。これも何度も見た光景。



(マウスオンで写真がチェンジ)
軽水線の終点に近いあたり。この道が、次に来る時にはもう舗装されてしまっているかもしれないと思うと…。



(マウスオンで写真がチェンジ)
ここはいつまでこのままかな。
自然のままの迫力の溶岩を粉々に砕いて道路を舗装して、観光客でも呼びたいのかな。
水洗便所も作るのか?電柱を立てて電気も通すのか?誰の利便性を図っているのかな…。


 

晴れたり曇ったりを繰り返す空模様。富士線の楽しみなストレートからの展望も望めず…。
そして本日のメインイベント、mixiコミュニティ「と・ほ・ほ・・・ライダーS!」、真夏の富士三湖遠足への合流のため、
河口湖大石地区から新造の若彦トンネルを潜り、芦川村へ。
山を下りてきたらもんのすごい晴れ。
富士線の標高1850mあたりでは涼風が吹いていたのに、降りた途端に34度とか…。
GSで燃料を補給、着ていた防寒ウェアは脱ぐ。



(マウスオンで写真がチェンジ)
芦川村の「沢妻亭」でみなさんと合流。談笑しながら山里の素朴なお蕎麦をいただく楽しいひと時。


 

 

沢妻亭で3方向に解散。
農産物直売所の「芦川おごっそう家」を覗き、大窪鶯宿か黒坂里道か鳥坂峠か…と迷ったけれど、
結局は蕪入沢上芦川線で盆地へ降り、あまりの暑さと眠気に白桃ソフトと眠眠打破等を補給。
R20で帰路に就く。…が、中央道がまさかの25km渋滞で大月手前から激混み!!(泣)
仕方なくリニアルートに逃げ、上野原でツバキッキさんと別れてさらに渋滞に呑まれつつ帰る。
睡眠不足と暑さのせいか、疲労困憊で帰庫。
これから齢をとるにつれ、長距離や強行軍のツーリングができなくなっていくのではないか、
その時期が、思ったより早まってきているのではないか…と、少し不安が残った夏の一日。
みなさま、おつかれさまでした。


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