魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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【10.10.3】



去る9月20日、横浜市南区の神奈川ドライビングスクールで開催された、
KMA(神奈川オートバイ事業協同組合)主催:ライディングスクール・KYMCO試乗会・免許取得前体験試乗会…
の、あとの、SBS南のお食事会で、Haruさんご夫妻からこのステキにカラフルな葉書をいただいた。




場所は山梨県北杜市(ほくとし)高根町。
…山梨好きの30としては…しかも「北杜市」と聞いては…
人生初山梨が武川村だった30の、金銭じゃなくて琴線が震えた。
字面(じづら)だけで、あの空と、富士と南アルプスが同時に見られる静かな景色が、目の前に広がった。

9月の末、道でHaruさんに遭遇した。

Haruさんがバイクに乗ることになったのは、犬の散歩中にバイクショップの前を通りかかって、
そこにあった青っぽい色のバイクを見て、
「このバイクに乗りたい」
と思ったから…と聞いていた。(しかも、その時はまだ2輪免許を持っていなかったという)

9月も末のその日、Haruさんと一緒にお散歩をしていたワンちゃんは、
葉書から想像していた通りの真っ白い、つるりとした姿だった。

30「お名前は?」
Haru「スーちゃんです」

その時、私は
「スーちゃん」
と、脳内変換した。
スーちゃんを見て、本当に

「行こう」

と、思った。




春に30000kmを越えたYOKO号のメーターは、気付けばここまで進んでいた。


 

道の選択に迷ったけれど、コンビニのおにぎりを食べるくらいならと思ってリニアルートに突入、禾生の「おむすびのおおみや」にin。
ちょっと近過ぎるけれど、笹子を抜けた道の駅甲斐大和で休憩。
ここで、個展の開かれている「森ぴかギャラリー」に電話をしてみる。(11:30)
すると、Haruさんは昨日から山梨入りしているということだけれど、今日は「団体行動」でギャラリーにはいないということだった。
奥様のNikosuiさんとスーちゃんにも会えたらいいなと思っていただけに、少ししぼむ。

「でも、今日は個展を見たくて来たんじゃないか!!」

と気を励まし、北杜市を目指すことにした。

実は北杜市は遠い。
山梨の最北部で、ほとんど長野と見分けがつかなかったりするような場所。
清里や小淵沢が山梨だというのは、町田や青梅が東京都だと言い張るのと似ている気がする。
車なら余裕のよっちゃんでクリスタルライン走破だけれど、今日はおとなしく茅ヶ岳広域農道で…
それには6号・甲府韮崎線で竜地交差点右折で入るのがいいだろうと思った。
いつも野辺山から下りてくるあの道を上って行けばいいのだろう…と、軽く考えていた。
この、何となく清里の手前あたりだろうという見当のつけ方がいけなかった。大体、「あの道」ってどの道だ。

盆地中心部の繁華街というのはどうも道が「カギの手」になっているところが多いような気がするのは私だけだろうか?
ここをまっすぐ行きたいのにとか、何でここがつながってないのというところが妙に多い。なんか戦国時代の城下町っぽい。
20号の向町2交差点を右折しようとして通過してしまい、お馴染み上阿原交差点から市街地へ突入したのはいいけれど、
そこから大迷走(笑)。このとき盆地を囲む山々が味方をしてくれた。
「櫛形山があっちだから…」
「あれ鳳凰三山っぽい…?」
「甲斐駒は…」
「そっちの空の開けている方がたぶんR20長野方面だから…」
一説によると伝書鳩は太陽の位置で方角を知るとか。
盆地では山の位置で座標や方角がわかるのダー!!素晴らしい…。




目指していた6号線に入って竜地を右折し、間もなくの右手に双葉農の駅があったので入ってひと休みした。
ここまでくればもう1本道みたいなものだと、おもむろに地図を開いて森ぴかまでの道を余裕で確認すると…。

「行けないじゃんっっ!!」

なんと、茅ヶ岳広域農道では山ひとつ隔てた東の方角へどんどん離れていってしまうのだった…。(13:15)
地図を眺めて、竜地まで戻り、6号 → 27号 → R141でいいのではないかと考えてみた。
しかし、地図で見るのと実際に走ってみるのとでは印象が大違い。本当にこの道でいいのかと不安になったり、
どうもおかしいと気付いたりして、結局R141に出るまで緊急停車して地図とにらめっこすること3回。
その際、パチンコ屋のPで空腹に耐えかねおむすび1個を立ち食い。
韮崎周辺はどうも道が複雑な気がする…。(泣)

今回じっと地図を眺めて気付いたけれど、
韮崎と須玉からは、北上する何本もの道がホウキのように分かれて発生していた。
「20号ではなくて、小海線の方へ行く国道」と言えば141号・佐久甲州街道で、清里も野辺山もその沿線だから、
そっちの方へ行く道といえばそれぐらいしかないものだと思い込んでいた。
何度も来てはいるけれど、いつも車で、カーナビに頼りっきりだった。
まさか、ひとりでバイクで来てこんなに困るとは、想像だにしていなかった。
「山梨好き」だなんて、恥ずかしくて、もう言えないと思った。




道の駅ゆーぷるにらさきの特徴的な建物が見えてきた時は正直ホッとした。
ここにはずいぶん昔に一度だけ立ち寄ったことがある。




高根駐在所前交差点付近で未採集MHを発見。須玉MHに雰囲気が似ている。
ここまで来てまた森ぴかさんに電話をして場所を聞いてしまった。あと2kmぐらいだって…。(泣)




ついに到着!!(14:32)出発から6時間半!(休憩と地図見で1時間くらいは使っていると思う)




不思議な木のドアを一歩入ると、これまた不思議な広々とした空間が広がる不思議なお店。
間違いなく漂うギャラリーの雰囲気。でも、道沿いの大看板には「そば」と大書きされている。

晴れていれば南アルプス方面が望めそうな大きな窓。
電話に出てくれたおばさんがお茶を出してくださって、Haruさんのウワサ話などをしていると、
なんと“NR”のはずのHaruさんが戻って来た!!

Haru「バイクがあったから、あれっ?もしかして…と思ったけど」

ワハハ、箱積みDJEBELは本当にインパクト大なようだ。
「ラッピングバイク」とか、広告宣伝費稼げないかな?(~◇~;)




どうしても見たかった「うんこをする犬」はコレ!!




うんこがカラフルな水玉模様だしかも立っている。




おっ!?




おおおっ!!
ちゃあんとキャンタマ袋とオチンチンがついている!
そっか、スーちゃんは男の子だっけ。


 

せっかくなので記念に撮っていただいた。左:Haruさん撮影の30/右30撮影のHaruさん。
さすが、構図が違う。(^_^;)




外へ出ると、FIATだらけ。
Haruさんとそのお仲間はFIAT仲間で、森ぴかさんでの初の個展も、お仲間の紹介で開催の運びになったそう。




Haruさん号。
こうして見ていると、この車以外にHaruさんが運転している姿が想像できなくなる。
身のまわりも人生もお洒落なアーティストなのだ…。




こちらは会長さんの愛車だそう。う~ん、ルパンが降りてきそうだ…。






この窓辺にも何か置こう!と急に言われて、Haruさんがその場で即興のように書いた紙がテープで貼ってある。
たったこれだけの筆跡がなぜこんなにいいデザインなんだー!!\(^o^;)/




最後にHaruさんが「ハルさん」(笑)というヤギさんを紹介してくれた。



(マウスオンで写真がチェンジ)
かなり長いロープが付いているので半径10mぐらいが足元注意地帯になっている。




草食系は「コーヒービート」だね愛すべき形状。

30「スーちゃんは平仮名のスーちゃんですか?片仮名のスーちゃんですか?」
Haru「本当はsuiちゃんなんだけど…」

そういえばチョークアート展の葉書にはスーちゃんが2頭いる。
確か、絵の周りに「niko」と「sui」と、分けて書いてあったような…???
…もしかして「nikoちゃん」がいたりした事情でもあるのかなという想像が頭をかすめたけれど、聞かずにおいた。

30「じゃあ帰ります」
Haru「ありがとう」


この「ありがとう」という優しい声がものすごく嬉しかった…。
わけもなく体温が上がるような恥ずかしいような気持ちになって、急いで出てしまった。
長い長い下り坂を、ブレーキランプの群れを眺めながら、「ああ来てよかったな…」と思いながら下りた。




育ち過ぎて大温室のドームより大きくなっちゃったサボテンのようなゆーぷるにらさき。
田畑の彼方を山が縁取る夜の闇の深いR141のランドマーク。
母から頼まれていたご近所へのお土産などを大量買いして、
R20~都留経由・道志みち~橋本五差路からR16に出たら、もう渋滞は終わっていた。でも6時間かかった。

知っていると思っていた韮崎周辺を意外に知らないとわかり、あらためて知ることができたし、何より、
盆地とは違った北杜市の雰囲気がとても良かった。
よく晴れた日に、またぜひ来たいと思った。遠いんだけどネ。

Haruさん、ありがとうございました。
また山梨に“バイクで”ひとりで来られる自信がつきました。


< 総走行距離 336km >

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