魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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【10.10.11】

休日に秋の晴天。出かけないと損だと思った。
先日、北杜市まで行ってから、山梨へ行きたくなっている。でも紅葉にはまだ間がある。
なら、ものすごく晴れていないと見られない絶景ポイントへ行けばいい。
いくつか候補があって決められなかったので、とりあえず盆地まで行こうと思い、道の駅甲斐大和を目指す。
3連休は最終日が空いていることが多いし、どうせ私の鈍足では、渋滞が残っているうちには帰ってこられないだろうから、
時間はあまり気にせずに焦らず気ままに行こうと思った。6:30過ぎ出発。

中央道の渋滞が出る前だったので相模湖駅前からR20に出てしまった。遠くまで行きたいときはパワー温存しないと。
どこも混まずに2時間半ちょっとで着いた。
ETCもないし、これから山梨へ来る時は早起きでR20が基本になるかな。




9:17、道の駅甲斐大和。すごい色の空。
このあとで甲府盆地へと下る坂から見えた南アルプスは稜線クッキリだった。
唐突に平沢峠に行こうと思った。抜けるようにきれいな山梨の空を見たからだろうか、
青天下の八ヶ岳の絶景を思い出した。山梨からわずかに1kmほど長野へ入ったところにある。
ベンチで地図とにらめっこをしていてまた思いついた。
なら、そのままR141を佐久穂まで行って、R299で十石峠越えで帰るのはどうだろう?
R299の十石峠はダーさんのHPで初めて見た展望台の写真が印象的で、
関東地区のライダーなら必ず走っている場所。
「自分もいつかきっと…」
と思っていたのは、まだ4輪ドライバーだった頃。なのに、4輪で行かないうちに4輪で行く機会を失ってしまった。
今日なら行ける気がした。行こうという気持ちが起きた。
ということで、まず最初の目的地は平沢峠に。



(マウスオンで写真がチェンジ)
立ち上がって、人だかりのしている野菜直売コーナーの前を通り過ぎようとして…!!
青々としたネギが目に入ってしまった…。
ほっそりとした白い茎の細いネギにグッと来てしまった…
「ネギを積んで走ろう」
と思った。それに…ラディッシュ。朝の光になんてきれいな濃紫なんだ…。
片手にマヨネーズのチューブを握りしめてかじりたい気がした。
町のスーパーで買うものは見た目だけで大しておいしくないけれど、ここのはちゃんとしているはずだと確信して、おじさんに
「ラディッシュください」
と言っていた。2束、買った。
今日は1日ネギライダー仕様。枯れんじゃねーぜ。



(マウスオンで写真がチェンジ)
R20をトコトコとおとなしく走り続け、毎度お馴染み国母のチョビット渋滞にハマったりしながら、
甲州ほうとう 小作 双葉バイパス店手前の車線減少渋滞をすり抜ける。
ここまでずっと走ってきたR20を、2004年10月2版の県別マップル「山梨県広域・詳細道路地図」では
「トンネル西」という名になっている現況「一ツ谷」交差点を右折して「七里岩トンネル」を潜り、
東中前交差点を左折で相垈(あいぬた)交差点を斜めに左に入ってR141に進む。
山梨の道を知っている人はクスクス笑ってしまうかもしれないけれど、私はこれでも一生懸命。(・_・、)
懐かしい道の駅ゆーぷるにらさきを越えて、ほんの数100m先あたり、今日は寄ってみた「コーナーポケット」
市街地を北へ抜けて空が広くなったあたりにある。



(マウスオンで写真がチェンジ)
「八ヶ岳ブレッド」の看板があるけれど、南アルプスだって見えている。
あの、建物の一角がガラス張りになっているところが焼きたてパン売り場。
入ると、まるでお菓子の国のよう!美しく可愛らしく盛りつけられたスイートなパンたちが目に飛び込んでくる。
振り返ってトレイとトングを取ると、洒落た装いのお総菜パンたちが如何にも美味しそうに並んでいる。
これがまた、半端なく美味しい!
子供騙しの脂や甘味の多い生地とは違う香り高いパンに、
やたらに油と化学調味料を使っただけのものとは違うフィリングが、本当に美味しい…。
それでいて価格は160円~200円ぐらい。
横浜あたりの焼き立てパン屋と比べるとはるかに安くボリュームもあって、しかも文句なく美味しい!!
でも、これらの小さなパンたちは、お店のホームページでは一切紹介されていない。
お店のブログに全国各地の催事や臨時販売の情報等が出るけれど、そのどれもがあま~い系のパン。
だから、八ヶ岳と南アルプスの麓、韮崎の地を訪れることなく、ネットだけで注文する人たちは、
この独創的なお総菜パンたちのおいしさを知らない…。
無料サービスのコーヒーが用意されているので、ウッドテラスに出て景色と共に楽しむのもいい。
ホームページの冒頭に

「八ヶ岳の天然の恵みを授かり、
美味しい水と空気の中で手作りの美味しいパンを作っている田舎のパン屋です。」


と書かれている「山梨の美味しい手作りパン屋のコーナーポケット」。
韮崎の至福・食編、ここに有り。


 

お店の裏には、数年前に塩山店が閉店してしまったあと、道の駅甲斐大和で見かけて、
この本店を探すきっかけを作ってくれた懐かしいワンボックスカーが何台も停まっていた。
美味しいパン屋、手作りパン屋というのは他にいくらでもあると思う。でも
「山梨の美味しい手作りパン屋」
というのは、このコーナーポケットだけ。
けれど、「コーナーポケット」という店名にはどんな由来があるのだろう?
ググると、ビリヤード、ジャズ、台所の流し台の生ゴミ入れ等が出てくるけれど…???



(マウスオンで富士山拡大)
R141を10kmほど北上した道の駅南きよさとで買いこんだパンをいただく。



(マウスオンで写真がチェンジ)
甲斐市:双葉~韮崎市~北杜市というのは風景的には実に贅沢な眺めを有している。
西にそそり立つ壁のような鳳凰三山、その後方に南アルプスの嶺が覗き、甲斐駒・鋸岳から北に八ヶ岳、
南東を振り返れば独立峰富士。
空は広いし野も広いし、緑の量と来たら圧倒的で川の流れも清らかで、何とも伸びやかな気分になれる。
山梨はいろいろ好きな場所があるけれど、「住みたい…」と思うのは、この地域のどこかだ…。



(マウスオンで写真がチェンジ)
平沢峠を目指す。
この峠のことは、静岡の長距離ドライバー:えぼらぁ~さんのHP「EVOMIX」で知った。
最近は新しいカメラでとてもきれいな絶景写真をバシバシ撮っていてレポを見るたび溜息をついてしまう。
私が相模原時代に元連れ合いとカセットコンロでカップ麺ランチとか、キャンプやBBQをしているのを楽しそうだと言ってくれて、
今年からひとり自炊キャンプも始めてしまった楽しいえぼらぁ~さん。でも愛車はド迫力のランサーエボリューション。(^^)
ルートは道の駅南きよさとからR141をさらに北上、清里交差点を過ぎて、右に「千ヶ滝地区」?と書かれていたか、
目立たない小さな看板があるほっそい脇道に入る。
ググっと下ってしまうし、道が戻っているような感じで本当にこれでいいのかな?と思わせられるけれど、それで間違いはない。
どんどん走って行くと谷をめぐるように宿泊施設のような建物のそばを通り、さらに走って行くと農村集落に出る。
右に下り気味にぶち当たる。そこを思い切って鋭角左折。
道がどんどん細くなって歩道もガードレールもない農道のようになっていくのでますます不安になるけれど、
それで間違いはないから大丈夫。
がんばって上っていくと道幅が急に広くなって右手が開けるから、停まって右手の景色を見てほしい。
前ばかり見ていると気付かず通り過ぎてしまって非常にもったいない。
初めて平沢峠に行ったときは野辺山方面から入ってこちらへ下ってきたので、この景色に出会うことができた。
…しばし景色を満喫したら、さあ、また登って行こう。どんどん登る。
平坦になった?と思ったら、もうすぐ先の左が平沢峠Pだ。



(マウスオンで写真がチェンジ)
まだ新しい感じがプンプンするPで残念だけれどトイレが最新なのは嬉しい。矛盾だね。



(マウスオンで写真がチェンジ)
標高1450m、ここは私だけのひみつの場所。(笑・うそ)
でも、ここへ上がってきて景色を楽しんでいる人は、登山者以外ではあまりいない。(徒歩たった3分ぐらいなんだけどネ)
残念ながら八ヶ岳の頂には雲がかかってしまった…。壮大な眺めを動画でどうぞ。
Pで写真を撮ったりしていたら、隣に停まっていたワンボックスに登山の人たちが戻ってきて、
「おねえさん、ひとりで来たの?」
「まあ、横浜から!?」
とか、大げさに驚いてくれた。(笑)




道ばたの紅葉が嬉しい秋の日。


 

Pへ降りて来て、獅子岩のほうへ行ってみる。




この天気だと国立野辺山天文台もクッキリハッキリ。




高原らしく透き通った秋景色に後ろ髪引かれながら、平沢峠をあとにする。



(写真クリックで拡大表示)
こ・れ・は!ちょっとすごい眺めだろーーーーー!!
写真を撮っていたら、さっきの登山ワンボックスが走ってきて、ワーッと手を振って通り過ぎて行ってくれた。
思い出の、嬉しい出会いと別れ。(笑)



(マウスオンで最高地点標高!)
ここまで来たので寄ってみたJR野辺山駅。写真が撮りたかっただけなのにワゴンRが残念(笑)。
標高は1345m。




FORESTERで来た時、玉ネギ10kg袋を買って積んで走った「びっくり市」。
いつかまた、ここで野菜をたくさん買ってみたい。




野辺山の先のびっくり市から走り続けること1時間、ようやく十石峠への登り口、千曲病院入口交差点に到着。
時刻も14時半をまわってしまった。
この先寒くなってくるだろうと思って、少し走ったところに会ったチェーン着脱所?のような広いスペースに停まって身支度を…
していると突然、

「ネーちゃん、持ってくかい?!」

と声がした。エッ?と思って声のほうを向くと、道の向こうで農作業をしていたおじさんが片手に巨大な瓜を提げて歩いて来る。

「それ、おっきくないですかぁ!?」

「ここに載っけてきゃだいじょぶだよ。
味噌汁にするとうまいんだ、うちに着くまでありゃあな!」


そう言ってBOXの上のネットに瓜を突っ込んでくれたおじさん、初めから途中で落っことすことを想定していないでッ!!\(^o^;)/
お礼を言って、さて出発しようかと思ったら、

カボチャも持ってくか!?」

と、さらに大小2個のカボチャを追加積載…。
親切なおじさんにお礼を言って走り出した。
モタモタしているとまた何か追加されそうな気がしていたのはここだけの秘密です。(笑)

おじさんの好意はとっても嬉しかったんだけど、走り出してみるとやっぱりコーナリングに不安が…。(当然だろ)
だって…


























 (マウスオンで写真がチェンジ)
 これでどうやって十石峠を越えろと…?


 

何とかボックスに入らないかと試行錯誤の末、何とか収納…。コーナーポケットで買ったパンが潰れないか心配。
朝買ったラディッシュはネギと一緒にネットでギュっと。
とれたて新鮮だから、うちに帰ってお水に漬ければきっとパリッと元気になってくれるはず。



(マウスオンで写真がチェンジ)
15:19、呆気なく着いてしまった…十石峠。
いつか来たいと思い始めてから6年と数ヶ月。とうとう、自分のマシンでやってきた。
あの展望台を、幾度となくいろいろなホームページの写真で見た。
「いつか」は現実になった。
でも絶対に叶わないことのほうが多い。
叶った願いを、大事に写真に撮って、帰ろう…。


 

長野まで来たんだなぁ…妙義とか佐久とか、すごく遠く感じる地名なのに、今自分がそこにいるのだと思うと何だか不思議だった。



(マウスオンで写真がチェンジ)
展望台からの眺め。見慣れない遠くの山並み。




見下ろすと、意外にこじんまりとした駐車場。もっと広いところを想像していたけど。




15:35、さて。分岐点。
ここで矢弓沢線を選ぶのは林道ツアラーの名折れだろうと思った。
単騎であることの危険をも顧みず突入開始。
いや、ここまでの道の様子でも、噂に聞くほどのことではないのでは…と感じたので
(険しかったのって入口のほんのちょっとだけじゃん)。
大体、いつも林道は20~30h/kmでしか走らないから、浮き砂だの落ち葉だの苔だの、突っ込むだいぶ手前でみつけている。
林道の安全速度はやっぱり20h/kmなのだと納得している。遅いのではなくて安全なのだ。
それに、せっかく林道へ来て素早く駆け抜けてしまっては季節も自然も何も楽しめない…。
でもって下って行ったのだけれど、道の良さは湯之奥井の頭線の舗装されたあとに似ていた。
雰囲気は群馬の山間部、6月26日「横浜NAGAMEツーリング」松井田妙義から山下りツー で走った時と同じ印象だった。
群馬の道って、いいんだな…。



(マウスオンでぽつん…)
16:13、知った場所へ降りてきた。
ここの「みそソフト」をいちど食べてみようと思いつつ、未食。この日も寒かったし、ぽつんとひとりで勇気がなかったのでパス。




18:11、道の駅あしがくぼ到着。
上野からはもう道を選ぶも何も無く、ただただ標識の「秩父」の文字を追って暗い中を走った。
恐竜の足跡の岩のそばを通ったから、まあ、最短路だったのかな?でもミューズパークは北側を迂回して市街地に入ったと思う。




大迷惑の瓜爆弾投下に失敗。




第3京浜を80h/kmで激走。(←全然速くないじゃん)
帰りは自宅を通り過ぎて近所の海を見に行かないと気が済まなくなっているので、海でひと息ついて帰宅。23:28。




本日のお土産!!




イレギュラーなお土産!!(笑)
瓜:4.4kg/大カボチャ:1.3kg/小カボチャ:0.3kg=合計6.6kg


 

コーナーポケットの「豆腐もちもち食パン」!!


新鮮とれたて地場野菜も買えたし、コーナーポケットのパンも買えたし、念願の十石峠を訪れることができたし、
嬉しい出会いと別れもあったし、田舎の人の親切も受けたし、まあ、いろいろと楽しい日だった。
また行こう。


< 総走行距離 403.1km >

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