魚肉が沈殿していることがあるので、よく振ってお飲みください。
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【2015年6月7日】

突然のことだった。
「ねぇ30ちゃん、日曜の夜、ヒマ
もしも男子なら、彼女にこう言われて平然としていられよう筈もないが、こちとら妙齢×2ぐらいの微魔女、
「んぁ~、ヒマだよ~ん」
と言ってしまってから
(んヒマだと何なんだ何か、もしかしてタイヘンなコトが???
それはドタキャンの交代要員。ライブハウスの受付嬢をやらないかということだった。
「どぅええええっっ!!そんなの、アタシできるかな!?
「だいじょうぶ、ヨコスカのオッチャンとオバチャンしか来ないから~」
その、「横須賀」ってぇトコが問題なんじゃないか。
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のヨコスカ。
医者通いで昭和50年代の横須賀に定期的に通っていた頃の記憶が蘇る。
ハマっ子にとってちょっとコワいようなライバルのようなヨコスカ。
横浜で生まれ育った者にとっての“南部学区”。
「スカ学」
って言うんだぜ、横須賀学院
中高生の頃は、あの京浜急行で出会う紺ブレ&グレーのボトムに
ユリの花のような校章がちょっと不良っぽく見えた。
あゝなんて古いことを言っているのださいか屋だってあるじゃないか。
数年前バイクに乗るようになってから、観音崎の行き帰りに汐入駅前は必ず通過したけれども、
横須賀中央駅方面やアーケードの商店街にはそれこそ何十年も行っていない。
今どうなっているのかというより、全く知らないどんな町なのかと言う方が正しい。
ところで、何着て行けばいいんだろう。ジャージはNGだよな(オシャレな服とはほぼ絶縁状態)





車で出たのだけれど、発表会前の子供みたいに落ち着かなくて時間を読み間違えた。




今日、日曜じゃん。車多いじゃん。これじゃ着かないんじゃんで、能見台駅の先から横横道に乗る。
この駅もさ、能見台(のうけんだい)より谷津坂(やつざか)のほうが馴染み深いんだよね
しかし、横横道も普段全く使わないのでどのインターで降りればいいのか






そうだ、本町山中道路ってのがいちばん近いんじゃなかったっけと思い出して、分岐に入ってみた。
横須賀I.Cなんてあったんだっけ(笑)
この本町山中道路のゲートは知っている。2010年6月に横須賀あたりを探索に行った際、偶然発見した。



(2010年6月撮影)
こういう、自動車専用道路を道路の外から見るのって、なんかスゴイ発見をしたようなワクワクした気分になる。
橋脚を見上げることはわりとよくあるけれど、山の中で、突然現れる人工構造物っていうのは結構感動。

※ 2004年5月、東名:由比近くの薩埵峠(さったとうげ)から
※ 2013年5月、東名:都夫良野トンネル出入口を見つけたとき
※ 2013年8月 県道150号から見下ろす東名:足柄付近




無事到着。ちなみにETC使用不可。料金収受おっちゃんがいる。
降りたところは京急:汐入駅前のショッパーズプラザ横須賀の足元。
よく渋滞するR16からカーブを下って下りる左手に、横須賀港と米軍基地を背景に聳える巨大な建物。
1991年に開業した頃は横須賀のダイエーという認識だった。
しかし、この建物に入ってみたのは一度きり。2011年2月13日にどぶ板バザールに来た時のみ。
(レポ制作以来殆ど読み返すこともなかったので、久しぶりに見てみて、なんだこのとき横横使ってたじゃんと驚く)
向かいに横須賀芸術劇場やら何やらできたし、今ではこっちの方が横須賀中央より有名。

ライブハウスがあるのは、メインストリートではなく、市役所近くのビル。
「真っ黄色だからすぐわかるよ」
と言われてストリートビューで確認したらば確かにその通り。迷いようも間違いようもなさそうだ。




行ってみると、この距離でも






















ワハハ、真っ黄色!!(^o^)
城南建設もこれにはかなうまい。(笑)
千日通商店街の中にある。




ビル入口に案内が出ている。
本日のライブは左上の「Son De Nyanncos(ソン・デ・ニャンコス)」。
しっかし、他のおすすめライブにも、そうる透鈴木博文マイク真木等、知っている名前がいくつも。
コリャースゴイトコヘキチャッタノカモと、ビビっていると、通りかかった中年のご夫婦が、
「今日は何
「あら~、6時半からね」
まるで、スーパーのチラシで本日のお買い得品をチェックするような気軽さで、見て行った。
そーゆーもんなのか!そーゆーノリなのか?そのとき彼女の言葉を思い出した。
「だいじょうぶ、ヨコスカのオッチャンとオバチャンしか来ないから~」
やっぱり横須賀人は横浜人より強いかもと思った。



(マウスオンで写真がチェンジ)
どうだ、この佇まい。角川映画全盛だった頃の映画館入口のようだ。市松模様のフロアタイルがたまらない。
左にエレベーターがあるが、絶対に階段を上るべきだろう。




エレベーター脇の案内を見上げて、ますます楽しくなる




2~3Fの踊り場。えっ、ここにもじゃあさっきの続きかと階下を振り返る。




あれだ。2階。




なんとも凝った壁絵だと感心しながら、さらに上りかけたらあのイルカ。
もしかしてまだあるんじゃないだろうか?と思いつつ上って行くと




ゴミバケツを移動させて撮らなかったことを激しく後悔。




こんなものが見られるとは予想もしていなかった。
決定的に古いのに、老朽化ではなくモダンを感じさせるこの雰囲気はなんだ。
履き慣れないヒールの足元がふらつくような高揚感。いかん、ドキドキが止まらない。




とうとう宇宙まで突き抜けてしまった。




なのに5F、衝立(ついたて)に石仏は和風だが、黒板カラーの扉が厳重過ぎしかもセコム。(^_^;)




戻ってきて4F、ヤンガー・ザン・イエスタデイ前。






Live Music Restaurant Bar Younger Than Yesterday
神奈川県横須賀市大滝町2-17 エルスビル4F
TEL:046-828-8306 e-mail:info@yty-jp.com


ヤンガー・ザン・イエスタデイ昨日より若い
である。
何だ、それと、思わず吹き出してしまった。
万年青年、老いてなお盛ん、若大将まあ、実に横須賀の人っぽい。




この人の手形どぶ板通りにある。横須賀出身だもんね。

そしてリハーサルを終えて出てきた彼女は、仕事の関係でときどき会う彼女とは違っていた。









彼女、岩嵜香織(いわさきかおり)。横須賀出身のトランペッター。
http://kaoriiwasaki.web.fc2.com/
https://twitter.com/nyanncos
http://air.ap.teacup.com/kaori-6/
「かおりん」と呼んでも返事をしてくれる、キレの良さを上品に包み込んだ、気さくな美女。

今宵はジャズ・ラテン・キューバ音楽ということで、1曲目は「ベサメ・ムーチョ」だった。
ラテン、結構好きな30としては嬉しい限り。
そして思い出してしまった。押し入れの奥に眠っている父の古いレコードのことを。
(これがきっかけで後日、レコードプレーヤー購入に至る)



(マウスオンで写真がチェンジ)
ステージの奥にたくさんのひまわりが映し出される。あれは去年、かおりんが行ってきたスペインのひまわり畑だ。
Younger Than Yesterdayはもともとが映画館。
だから大型スクリーンがあったり、ステージと客席に段差があったり、やたらと広かったり、ちょっと造りが面白い。
かおりんも子供の頃は夏休みのまんがまつり2本立てとか、見に来ていたそうだ。
横浜だった私は伊勢佐木町の東映会館。今は遠い昔の話。(天王町のライオン座ってのもあったぞ)

さて、バックがひまわりなのは、曲が「ひまわり」だから。
ヘンリー・マンシーニの「ひまわり」。1970年の同名のイタリア映画テーマ曲。聞けば誰でも、
「あ、どこかで
と思うのではなかろうか。
帰宅してYou Tubeでモノクロ映像付きを聞いてしまい、映画の筋まで調べてしまった。
あの場面はミラノ中央駅なんだって。…(>_<)ウルウル



(マウスオンで写真がチェンジ)

(マウスオンで写真がチェンジ)

(マウスオンで写真がチェンジ)

(マウスオンで写真がチェンジ)
今回はボーカルにSHIBUさんを迎えて。
開演前にお話しした時のぽわ~んと優しげなおねえさまが、
いざ歌い出したら、地響きのするようなドすごいパワフルボイスで、唖然…(^o^;)
「コーヒー・ルンバ」
「黒い涙」
などなど、熱唱!!
ウエスト、ヘソ出しのほっそい女性の、どこからこんな力が出るのだろうかと卒倒しそうになる迫力。


 

ピアノ:深井克則 / ドラム:平山惠勇(ひらやましげお)



(マウスオンで写真がチェンジ)
この人たちがとにかく、楽しそうなのだ。



(マウスオンで写真がチェンジ)

(マウスオンで写真がチェンジ)
女の子たちが楽しそうに笑い、歌い、踊る。なんて幸せなひととき。
ラテン音楽は明るい。男たちのあっけらかんとしたスケベ心、純粋な恋心、震えるような悲しみ、
本当は身を絞るような激情、なのにわりとなんてことない歌詞だったり。
簡単な言葉でさらっと歌ってしまわなければやりきれない何かが、実はあるからなのか。




30はここから見ている。銭湯で言えば番台。いちばん遠い。デジカメは何モードにしてたんだっけな?ズーム大活躍。
下の客席フロアはほぼ満席。そう、ヨコスカのオッチャンとオバチャンで。(笑)




ステージ撮るSHIBUさん撮る30。(^^)




奥にはカウンター席もある。
おっと、大事なことを忘れていた。
ヤンガー・ザン・イエスタデイさんには横須賀名物、ネイビーバーガーがある!お越しの際には、是非ご賞味あれ。

さて、休憩を挟んで、ステージでは


 

くじ引き大会(?)や




花束贈呈が




yeah!!




「……。」




超、うれしそう ! ! (~◇~;)




この方、着ているポロシャツの背中がユニオンフラッグ風。(笑)
それをチェックの半ズボンで粋に着こなしている。ヨコスカの大人、ヤバイぜ。(^_^;)
と思っていたら、かおりんの叔父御だそうな。サスガ!




ステージはまだまだ続く。



(マウスオンで写真がチェンジ)
、ベース:八尋洋一氏、とてもイイ顔で楽しげ



(マウスオンで写真がチェンジ)
SHIBUさんの熱い歌にかおりんのパーカッション。



(マウスオンで写真がチェンジ)
ステージと客席の一体感。もうフロアスタッフやキッチンの人たちも手を止めて




ラストナンバーは国産のお馴染みの曲。




オーナーさんがレジに入ったので30離脱。それまでなんとなく立っていたけれど、近くの客席へ。
するとトイメンにいたロドリゲス氏(写真右)が、
「お店の人じゃなかったんですね」
「はい、カオリさんの知り合いでお手伝いに来ていたんです」
ロドリゲス氏はハンドルネームか何かのようで、バリバリの日本語だった。(笑)
ちなみに左は「お好きなお席へどうぞ」とご案内したらば、「オネーサンのそばがいいな」とおっしゃったダンディ。

久しぶりの生演奏、ライブというやつの熱気にあてられて、
自分はなんて生ぬるい生き方をしているのだろうと、情けなくなるような圧倒された気分になった。
ロドリゲス氏も、「あれだけ吹いたあとでよくしゃべれますよね」と感心しきり。
いくら好きなこととはいえ、あれには相当の努力が要るものだろうにと言うと、
ロドリゲス氏はステージを眺めたまま、しみじみと、
「楽しいからやってるんでしょうねぇ
なんとも、印象的な言葉だった。





この日から10日後の19日に、いつも見ているニフティの「デイリーポータルZ」にこんな記事が出た。
「防火建築帯に夢中」
なんと、横須賀の「三笠ビル」が紹介されている。
記憶の中のアーケード街、それはこの場所だった。今、こんなふうになっているんだと、懐かしく見た。
そういえば、29歳ぐらいのときじゃなかったか、2日間だけアルバイトで横須賀中央駅改札前で
お菓子の立ち売りをしたことを思い出した。
あのときは忙しくて、駅の向かいにあるマクドナルドまでお昼を買いに行っただけだった。

幕末のペリー来航でいきなり有名になってしまった横須賀(横が「砂州=須賀」だったから横須賀)。
そのあおりで浜辺の寒村からいきなり国際貿易都市になってしまった横浜(横が浜辺だったから横浜)。
似たような成り立ちのわりに、人も風土もかなり違う町。
また行ってみようかな。さいか屋とか。(笑)


そうそう、かおりんパパの“愛車”が素晴らしいので紹介しよう!
ツーリングの帰り、偶然インターの出口で出会ってしまった。何やら縁があったのかもしれない。(^^)



宵闇迫る東名:横浜町田I.Cのゲートを出て左のスペース。




やたらと派手な照明のデコトラ(?)が停まっていたのでそばに寄って見ると




トラックの横っ腹で艶然と微笑んでいるかおりんと、ロス・ニャンコスの文字!



(写真クリックで拡大!)
ブルーライト、横浜ナイト、ライトアップされた横浜名所にちりばめられたロス・ニャンコスのステージ。(^o^;)




「岩崎商店」って、もうコリャ間違いないでしょ。




あっ!電気ついた!(゜∀゜;ノ)ノ




「いか様商売」。活きイカを取り扱っているそうです。




だから「イカサマグラフ装着車」(笑)。

※ 2014年1月東名:横浜I.Cで、かおりんパパ号に遭遇!


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